2戦連続でワン・ツーフィニッシュ!
今度は川合孝汰が三度目の正直で、初の勝ち名乗り挙げる
スーパーFJ
もてぎ選手権
第3戦
5月10日(日)
ツインリンクもてぎ
4.801km
ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJのもてぎシリーズ第3戦が、5月10日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、川合孝汰と武村和希が出場した。第1戦・第2戦とも、予選では川合が連続でポールポジションを奪う展開に。
そして決勝では、スタートを決めた武村がトップに浮上し、そのままフィニッシュ。もちろん、第3戦でも望むのは、同じ結果。その上で、ふたりがハイレベルな戦いを繰り広げてくれることが期待された。
予選
5月10日(日)
天候/晴れ
コース状況/ドライ
通常のレースであれば、レースウィークに十分な走行の機会が与えられて、ドライビングにもセッティングにもしっかり合わせ込みができるのだが、今回は全日本F3選手権を3レース含む、タイトなスケジュールが影響しているのか、用意された練習走行枠は土曜日に20分ずつ2回だけ。しかも、2回目はF3の予選を終えた直後とあって、1回目とは大きくコンディションが変わっているのは明らか。もっとも、そんな試練はこれから先、ステップアップを重ねていくにつれ当たり前のことにもなる。そんな背景もあって、適応力の高さも問われる一戦となった。
予選で誰よりも早く2分4秒台に入れた川合は、その後も着実にタイムを刻み続けて、3秒台への突入もまた最初。3秒910から、さらに短縮を果たそうとチェッカーまでもう3周走り続けるが、再び3秒台に入れることはかなわず。それでも誰の逆転も許さなかったことで、開幕から3戦連続でポールポジションを獲得する。一方、武村もしっかりタイムを縮め続けてはいたものの、川合にやや遅れを取っていた。3秒台への突入も、川合とほとんど同じタイミングではあったものの、3秒972留まり。それでもラストアタックで3秒956まで縮め、3番手につけることとなった。
決勝
5月10日(日)
天候/晴れ
コース状況/ドライ
季節はいつの間にか春を通り越して、初夏へと移ったのではないかと思わせるほどのコンディションの中、決勝レースは行われることとなった。注目のスタートだが、まさに「二度あることは三度ある」のたとえではないが川合が出遅れてしまい、ほぼ最後尾まで後退したのに対し、武村は絶妙のスタートダッシュでまたもトップに立つこととなる。
勢いに乗る武村は、オープニングの1周だけで2番手にコンマ6秒の差をつけるが、より勢いづいていたのが川合であった。順位を落としたとはいっても、トップ集団から離れることなく続き、オープニングラップのS字コーナーで4番手に浮上し、2周目に入って間もなく1コーナーで3番手に。つづく5コーナーで2番手に上がると、ヘアピンではトップの武村をかわす。これでワンツー体制が確立、いったんチームメイト同士のバトルを回避して、4周目には完全に後続を引き離す。そこから先のバトルは、互いが手の内を知り尽くし合っているだけに、非常に緊張感に満ちていた。
ふたりの間に、その後の順位変動はなく、最後は川合が武村を振り切る形で、ついに「三度目の正直」を果たして初優勝、ようやく悲願をかなえることとなった。3連勝こそならなかったものの、ファステストラップは武村が記録。これからも切磋琢磨し合うレースを期待したいものである。なお、ランキングのトップは武村がキープし、川合も2位に浮上。現時点での14ポイント差が、今後どう変化していくのか気になるところだ。
シリーズ第4戦は、6月14日に開催される。梅雨時だけに今年まだ経験していない、ウェットコンディションでの決勝になる可能性もある。その時には、今回とはまた違った形で適応力の高さが問われることとなるだろう。
チーム監督
坪松唯夫
二人とも予選までに走れる時間が少なかったが、精神的な部分が落ち着いていて安定した状態で走れたことが良いレースに繋がったと思う。川合は初優勝、2勝目が楽しみだ。武村にとっては悔しい結果になったが次戦でやってくれるだろう。
ドライバー
川合孝汰
今までで、一番ひどいスタートでした。開幕戦でやってしまったスタートミス、第2戦でギヤが入らず……というのを、今回はまとめてやってしまいました。グリッドにつく前の練習ではすごくうまく決まったのですが、本番で決められませんでした。ただ、遅れはしましたが、前が集団になっていたので、早めに仕掛けて。トップに立ってからも、サイドミラーに映る武村くんがプレッシャーになって、けっこうミスもありました。ですが、勝てたことは非常に嬉しいです。ガッツポーズが止まりませんでした。予選も決勝もタイムが全然出ていないという悔いもありますが、今後に活かせていければいいと思っています。
ドライバー
武村和希
スタートがまたもやうまく決まってトップに立てましたが、序盤自分のペースが上がらず、下手なブロックをしている間に川合くんが来ちゃった、という感じでした。川合くんに抜かれた後、絶対クリーンに抜き返そうと思っていたのですが、向こうがミスした時に、こっちも焦ってミスしてしまって。自分のペースが作れていなくて、後ろについていくだけのレースになってしまったので、すごく悔しいです。3連勝したかったですが、そんなに甘くはなかったというか、改めて自分の未熟さを感じたレースではありました。
スーパーFJもてぎ選手権 第3戦 レース結果
1位 No.62 川合孝汰 ル・ボーセ フォーミュラアカデミー PFC 予選1位
2位 No.63 武村和希 ル・ボーセ フォーミュラアカデミー PFC 予選3位
3位 No.19 徳升広平 ZAPSPEED 10V ED 予選2位
シリーズポイントランキング
1位 武村和希 55ポイント
2位 川合孝汰 41ポイント
3位 徳升広平 37ポイント
