関口雄飛
PRESS RELEASE

スーパーGT第2戦「FUJI GT500km RACE」で
LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは着実に前進。
荒れたレースを関口雄飛と脇阪寿一が7位でフィニッシュ!!

2014年5月5日
 新時代を迎えた2014年のスーパーGT第2戦が、恒例のゴールデンウイーク最中の5月3〜4日、富士スピードウェイを舞台に華やかに開催されました。

 今年、関口雄飛はチームを移籍し、新たにトヨタ・レクサス・ドライバーの一員として、ミスターGTの異名を誇る脇阪寿一選手と共にLEXUSTEAMWedsSportBANDOHより引き続き国内最高峰のGT500クラスに参戦しております。

 金曜日の午後にサーキットに到着した関口雄飛と脇阪寿一選手は、坂東正敏監督やTRDのスタッフ、ADVANタイヤのスタッフとともにミーティングを繰り返し、予想された週末の気温の大幅な上昇に対して戦略を練りました。

 開幕前、シェイクダウンを兼ねた唯一のテスト参加を果たしたこの富士で、関口雄飛は4番手のタイムを記録していました。上位ドライバーの走行データと比較すると、関口の100Rの速さは圧倒的で、細かな部分をアジャストできれば充分にトップを狙える可能性はあります。しかしマシンに関してはまだ煮詰めなければならない部分も多く残されており、時間との戦いが予想されました。

 土曜日の天候は快晴。肌寒かった開幕前のテストと比較すると、体感温度でも10度Cは違う状態です。金曜日の夕方から徹夜で並び始めたファンの熱い声援を受け、まずは関口雄飛がステアリングを握り、フリー走行に臨みました。

 LEXUS TEAM WedsSport BANDOHとしては、マシンのセットアップはもちろんのこと、種類や構造の異なったタイヤの中からどのタイヤを予選でチョイスするかの評価を定める大切なセッションです。積極的に走行を重ねる関口は、早いタイミングで5番手タイムをマークすると、開始9分後には一気にトップタイムをマーク。しかしTVモニターに映るマシンの挙動は大きく乱れており、跳ねて暴れるマシンをねじ伏せながら走っているような状態でした。

 セッション中盤、前戦同様のマシンの異変を感じた関口は急きょピットインしてエンジニアにアピール。迅速な対応でトラブルの原因を突き詰め、事なきを得ました。再びセッティングを変更してコースインした関口は自己ベストをマークして脇阪寿一選手に交代。更にセットアップを煮詰めていく予定でした。しかし脇阪は高速域でパンクチャーに見舞われピットイン。同じタイヤを履く24号車も同様なパンクチャーに見舞われたことで、坂東監督の表情に一瞬、不安げな表情が浮かびました。結果、関口の出したタイムは総合9番手でした。

 そして迎えた午後の予選、Q1のアタッカーに指名された関口は、予選開始からピットで待機し、コースコンディションが良くなるギリギリまで待って、残り8分でコースイン。最初のアタックでは100Rでマシンが激しく跳ねてしまってタイムロスしたものの、次周には見事アジャストし、暫定5番手。しかし最終的には9番手にドロップし、残念ながらQ2進出は果たせませんでした。「決勝スタート時のタイヤと予選のタイヤが同じでなければいけないというルールの中で、今回は決勝を重視したタイヤ選択でしたので、与えられた条件の中で関口は素晴らしい走りをしてくれたと思います」と坂東監督は語りました。

 日曜日の朝のフリー走行で、関口雄飛は決勝を見据えたセットアップを煮詰めつつ、いい手応えを感じ始めていました。しかし脇阪寿一選手のドライブ中に突如、駆動系のトラブルが発生したため、予定されたセットアップに関するプログラムを中断して、マシンの修復作業に専念するほかありませんでした。

 決勝レースは気温25度、路面温度35度という厳しいコンディションの中、110周で争われました。スターティングドライバーの関口は、無難にポジションをキープしたまま周回を重ねます。GT-R勢の速さが目立つ予選でしたが、レースは何が起こるかわかりません。案の定、GT300クラスのマシンが4周目のストレートエンドで大クラッシュして、セーフティカーが導入され、レースは序盤から波乱を予感させる展開となりました。

 再スタート直後から、ストレートスピードに勝る6号車の大嶋選手が関口のスリップストリームを利用し、1コーナーでインを刺そうとしましたが、関口は一歩も譲らず、まさにミリ単位の接触寸前バトルでそのまま並走して100R手前で6号車を退けました。その激しい走りに観客席から大きな声援と拍手が贈られました。

 レースはその後、19周目に2番手を走る46号車が車両火災に見舞われて再びセーフティカーが出されたり、多くのマシンに接触やスピン、アクシデントやトラブルが起こる中、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHのマシンは着実に周回を重ね、脇阪寿一選手に交代し、さらに再び関口雄飛にステアリングを委ねて、110周のチェッカーフラッグを目指しました。

 結果は総合7位。まだこのニューマシンをシェイクダウンも含めて3度しか走らせていないことを考えれば、着実な進歩をアピールできた結果でした。

 レース後、坂東監督は、「限られた走行時間の中で、ふたりのドライバーはセットアップを煮詰め、最後までよく戦ってくれました。本来はもっと上を狙いたかったのですが、僕の判断で安全策のタイヤチョイスをしたうえで、決勝に向けてタイヤを労わるセット、タイヤを労わる走りに変えてもらいました。その為、ドライバー本来のパフォーマンスは見せられなかったとは思いますが、セパンテストからのデータ量の差を考えると、まだ3回目の走行でしかない我々がリスクを取る戦略には踏み切れませんでした。

 結果的にはポイントも獲得できたし、今後はタイヤテストにも参加できますので、菅生や鈴鹿に向けて、取り組む課題の見えたレースだったと思います。

 ドライバーに関して言えば、関口選手は僕の知っている2007年の彼に比べて、本当に大きな進化を遂げています。セットアップを煮詰めていく早さもそうですし、自分のためだけではなく、二人で乗るマシンに仕上げてくれています。脇阪選手には、今回はトラブル続きで走行時間が少なかったのを申し訳なく思っていますが、もっと乗り込んでもらえれば、マシンやタイヤに関して熟知しているドライバーだけに、これからのタイヤ開発やマシンの熟成に大きな力を発揮してくれると思います」と語りました。

 脇阪寿一選手はレース後、「厳しい戦いでしたが、今日のレースは、結果には現れない部分で、今後に向けて大きな収穫があったと思います。自分の感覚が研ぎ澄まされたというわけではないですが、このニューマシンは車体からのインフォメーションが素晴らしいということもわかりました。おかしいと感じたら、何か問題があるんです。だから逆にまだ煮詰めなければいけない部分も多いし、それは関口選手の意見と根本変わりません。ダウンフォースに関するレギュレーションの変更が流動的ではありますが、そのあたりも踏まえて今後のタイヤ開発、マシン開発、そして関口選手、坂東監督やチーム全員が一丸となって戦うこれからのレースが本当に楽しみです」と語ってくれました。

●関口雄飛のコメント
「今日のレースは、岡山の開幕戦に比べればかなり前向きな結果だったと思います。でももう少しマシンもタイヤも、もちろん自分自身も進化させないと勝てる場所にはいけないと実感したレースでもありました。タイヤの比較データが取れたことと、それを乗り比べることで新たな発見ができたことは大きな収穫でした。オートポリス戦の前には菅生で2日間のタイヤテストができることになりましたので、脇阪選手とともに協力しあって、タイヤ開発とマシンのセットアップをかなり煮詰められると思っています。
今日のレースは、最初のスティントより最後のスティントのほうがフィーリング的には良く、トップとの差も詰められたので、その感触をエンジニアとデータで解析し、次へと繋げていきたいです。
個人的には単独走行になっていた時でも、自分がトップ争いをしているつもりで集中して、一瞬も気を抜くことなく攻め続けました。GT300のマシンをロスなくさばけるように、ターボのタイムラグのタイミングを考えてアクセルワークを変えてみたり、いいトレーニングになったと思います。
週末を通じて細かなトラブルこそありましたが、総合的にみればチームとして着実に前に進んでいます。次のオートポリス戦もベストを尽くして頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」

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