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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.01.09 17:32
更新日: 2022.01.09 17:45

ダカールラリー2022前半戦が終了。トヨタは首位堅守のアル-アティヤを含む全4台が生き残る

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ラリー/WRC | ダカールラリー2022前半戦が終了。トヨタは首位堅守のアル-アティヤを含む全4台が生き残る

 中東のサウジアラビアを舞台に、1月1日から14日にかけて開催されているW2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『ダカールラリー2022』は、7日(金)に行われたステージ6でラリーの前半戦が終了した。同ラリーの折り返し地点において、新型マシンとなる4台のGRダカールハイラックスT1+を今大会に投入しているTOYOTA GAZOO Racingは、ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が総合首位に立っている。

 また、チームメイトたちもそれぞれ速さを見せており、ベテランのジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組は表彰台を争う総合4番手につける。若手のヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組は序盤のタイムロスで総合順位は42番手となっているが、6日(木)のステージ5でキャリア初勝利をマーク。シャミア・バリアワ/ダニー・スタッセン組もステージ6でチーム最上位フィニッシュを果たし総合18番手につけている。

“世界一過酷”と言われる砂漠のレースは、元日に行われた“プロローグ”を経て2日(日)から本格的なラリーがスタートした。その競技初日からトップに立ち続けているアル-アティヤは、5日(水)のステージ4で今大会2度目となるステージウインを記録すると、翌日以降のステージ5とステージ6では着実な走りでラリーを走破。前半戦を終えた時点で、総合2番手につけるライバルに48分54秒のギャップを築いている。

 僚友のド・ヴィリエールはステージ4を6番手タイム、続くステージ5を7番手で終え総合順位を3番手に押し上げた。しかし、彼はステージ2で発生したバイクとの接触事故に対して5時間のタイムペナルティを受け、総合33番手までポジションを落とすこととなってしまう。

 だが、FIA国際自動車連盟による検証の結果、当該ペナルティが撤回されることが決定する。これによりド・ヴィリエール組はふたたび表彰台争いに復帰することに。ステージ6を17番手で終えたベテランは総合2番手から約3分差、総合3番手のライバルからは1分31秒差という好位置から後半戦に臨む。

 ラテガンはステージ4で右後輪ハブの破損に見舞われてしまい大きくタイムを失ったが、翌日のステージ5で真価を発揮した。ダカール挑戦2年目の彼は、このステージで2度のパンクとドアが閉まらなくなるトラブルに見舞われながらも、ステージ2番手のドライバーに約2分差をつけてフィニッシュ。キャリア初となるステージ優勝を果たしてみせた。

 ステージ4、ステージ5と苦戦が続いたバリアワ組は後方スタートながら7日のステージ6ではノートラブルでの好走をみせ、チームメイトたちが苦しむなかでチーム最上位となる7番手でフィニッシュした。この結果、バリアワは総合順位を前日の20番手から18番手に上げてラリーを折り返すこととなっている。

ダカールラリー挑戦2年目のヘンク・ラテガン。ステージ5で自身初のステージウインを飾った ダカールラリー2022
ダカールラリー挑戦2年目のヘンク・ラテガン。ステージ5で自身初のステージウインを飾った ダカールラリー2022
5時間のタイムペナルティで一時は大きく順位を下げたジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組だったが、ペナルティの撤回により表彰台を争うポジションに復帰した ダカールラリー2022
5時間のタイムペナルティで一時は大きく順位を下げたジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組だったが、ペナルティの撤回により表彰台を争うポジションに復帰した ダカールラリー2022

■前半戦を「大きくリードして終えられることは非常にうれしい」と首位アル-アティヤ


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