4月21日、同日から23日にかけてクロアチアの首都ザグレブを拠点に開催されるWRC世界ラリー選手権第4戦『クロアチア・ラリー』の競技初日は、SS1~8が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合トップに立った。そんなラリーの初日を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合3番手
「トリッキーだったのはスタートだ。このようにスタートするのはいつも難しいものだが、1日の後半はもっとまとめ上げることができた」
●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合6番手
「フロントにはハードタイヤを履いていたけれど、ドライブするのにすごくトリッキーだった。ハイブリッドを失ったようだし、左のリヤタイヤがバーストしたようだ」
※いずれのコメントもSS8後のインタビューより。
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合首位
「まずは、ラリーで首位に立って1日を終えられたことに満足している。期待でき得る最高の結果だった。とくにチームとして信じられないほどつらい一週間を過ごした後だからね。最終ステージを終えてまだトップにいるのを見た時は本当に安心した」
「簡単な1日ではなかったよ。午前中は予想以上に厳しく、タフでチャレンジングだった。マシンのダンパーを変えてからは、感触はさらによくなったけれど、まだ100パーセントの力を出せるとは思わない。僕たちは速かったが、大きな違いを生み出す最後のコンマ1秒を追うことはしていなかった」
「これからの2日間もチャレンジングなものになるだろう。レッキでは荒れていた新しいステージ(SS11)があるし、スタートの出走順が遅くなることを忘れてはならない。厳しい戦いになるだろう」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合4番手
「午前中はそれほどペースが出なかった。昨年これらのステージを走っていないという不利な点もあったと思う。結果として、とくに高速部分のペースノートの内容が少し不十分だった。もっと力を出せるように、ペースノートを正確にする必要がある」
「2回目の走行では、タイムを伸ばせるとわかっている場所がたくさんあったし、順調に進むことができた。午後のコンディションははるかによくて、誰にとってもより公平になっていた。グラベルクルーのノートもより正確なものだったので、さらに自信を持つことができたよ」
「おかげで午後はかなり楽しめたよ。明日は僕にとってもう少し“簡単”になるかもしれない。ひとつを除いてすべてのステージを経験しているからね。楽しみにしているよ」