クリス・ミーク/ポール・ナゲル組がシトロエンC3 WRCの初優勝をマーク

 ラリーメキシコの最終日、クリス・ミーク/ポール・ナゲル組はこの日も見事な走りを続けました。最終SSのパワーステージでは、フィニッシュ手前数コーナーというところでコースアウトする場面もありましたが、シトロエン・トタル・アブダビWRTのミーク/ナゲル組は、C3 WRCのWRC初優勝を飾りました。

優勝カップを手にするクリス・ミークとポール・ナゲル
優勝カップを手にするクリス・ミークとポール・ナゲル

 ラリーの最終日に設定されたのはLa Calera(32.96km)とDerramadero Power Stage (21.94km)の2SSのみでした。

 クルーがサービスパークを出発する際、小雨が降り始めたため、シトロエン・トタル・アブダビWRTのクルーは、タイヤ選択を変更。ミーク/ナゲル組はミシュランLTXフォースのソフトコンパウンド4本とハードコンパウンド2本を、ステファン・ルフェーブル/ギャビン・モロー組はソフト6本を選びました。

 この日最初のSSでは、ミークが今大会5回目のステージウィンを獲得。ライバルのセバスチャン・オジエに対してのリードをさらに6.3秒広げました。ルフェーブルも、見事サードベストタイムを刻みました。

優勝したクリスミーク(シトロエンC3 WRC)
優勝したクリスミーク(シトロエンC3 WRC)

 唯一、チームに緊張が走ったのは、ライブ中継も行われた最終SSのパワーステージでした。ここで、まさかのドラマが発生したのです。フィニッシュライン近くの右コーナーで、ミークのシトロエンC3 WRCはコースを外れてしまいました。マシンはコース脇の、観客用駐車場に飛び込んでしまったのです!

 しかしミークは冷静さを保ち、駐車場に止まっている車両の合間を抜けながら数秒をロスしただけでコースに戻りました。フィニッシュラインを越えたミークは、最終的に2位に13.8秒差をつけて優勝を決めました。

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