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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.10.02 12:18
更新日: 2023.10.02 18:20

トヨタ、WRCチリでメーカータイトル獲得。ラトバラ代表「頑張ってくれたチームと選手たちを誇りに思う」

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ラリー/WRC | トヨタ、WRCチリでメーカータイトル獲得。ラトバラ代表「頑張ってくれたチームと選手たちを誇りに思う」

 10月1日(日)、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・チリ・ビオビオ』の最終日“デイ3”がチリ中部コンセプシオンのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が3位表彰台を獲得した。

 チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合4位でフィニッシュ。今季5度目のワークス参戦となった勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5位に入り、TGR-WRTの3台全車がトップ5フィニッシュを果たしている。また、チームは今大会で3年連続となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

 ライバルが優勢な展開で迎えたラリー・チリの競技最終日は、サービスパークの東側エリアに設定された2本の新ステージを2回ずつ走る、計4SSでの戦いに。その合計距離は54.12kmと3日間でもっとも短い一日となった。

 デイ2で総合3番手のティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)と10.7秒差の総合4番手につけたエバンスは、この日のオープニングとなったSS13を3番手タイム、続くSS14では4番手タイムを記録するも表彰台を争うライバルは連続ベストを叩き出したため、その差は20.8秒差に拡がってしまう。

 ミッドデイサービスを挟んで行われた午後のSS15では2番手タイムを記録したが、ここでもヌービルが一番時計を記録したため差は縮まらず。しかし総合2番手につけていたテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー1)が同ステージでリタイアとなった結果、エバンスはヌービルに次ぐ総合3番手にポジションアップ。同様にロバンペラは総合5番手から4番手に、勝田は総合5番手にそれぞれ順位を上げる。

 迎えた最終ステージは、ボーナスポイントがかかる“パワーステージ”だ。ここでは1日(日)に23歳の誕生日を迎えたロバンペラが今季6度目となるパワーステージ優勝を果たし、総合4位でラリーをフィニッシュした。さらに、エバンスがステージ2番手タイムで総合3位に入った結果、最大ボーナスポイントの加算もあり、TGR-WRTにとって3年連続4回目、トヨタにとっては通算7回目となるマニュファクチャラーズタイトルの獲得を決めることとなった。

総合4位となったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
総合4位となったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ

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