5月9日(木)、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでWEC世界耐久選手権の2024年第3戦『スパ・フランコルシャン6時間』レースのフリープラクティスが始まった。19台のハイパーカーによる戦いは初日から激しいものになるなか、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の2台のGR010ハイブリッドはともにトップ10に入って走行初日を終えた。

 シリーズ第2戦イモラでの勝利から3週間、TGRはドイツ・ケルンの本拠地から移動距離で120kmに位置するベルギーの伝統的なサーキットで、6月のル・マン24時間前、最後のレースに臨んでいる。走行初日となったこの日、TGRは決勝への準備を最優先としながらも、前戦イモラで勝利を飾ったマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリースの7号車が4番手タイムをマーク。ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮の8号車は7番手となった。

■ソフト/ミディアムの摩耗評価も行う

 スパ初日は好天。気温17度、11時30分からの90分間のフリープラクティス1では、車両のメカニカルに関するセットアップとタイヤの評価を行った。

 壮大な1周7.004kmのスパ・フランコルシャン・サーキットは、第1&第3セクターに長い高速セクションを持つため、最高速を優先したセッティングが重視されるが、同時にコーナーの多い第2セクターではダウンフォースとグリップも要求される。TGRのエンジニアとドライバーは土曜日の決勝へ向け、最適なセッティングを見出すべく作業を続けた。

 このセッションでは、8号車はブエミの最初のスティントでマークしたタイムで11番手、7号車はセッション開始直後のクリアなコース上でコンウェイが残したタイムで16番手となった。

トヨタGR010ハイブリッド
8号車トヨタGR010ハイブリッド 2024年WEC第3戦スパ

 17時30分から90分間のフリープラクティス2でも好天は続き、TGRはクルマのバランス調整を更に進めるとともに、とくにレースで厳しいと予想されるソフトとミディアムタイヤの摩耗度合いの評価を行った。

 このセッションでの最速ラップは開始早々に可夢偉とハートレーにより記録され、1回目のセッションよりもラップタイムは大きく更新された。

 TGRは10日(金)午前に行われるフリープラクティス3で最適化を進めた後、15時30分(日本時間22時30分)に開始されるハイパーカークラスの予選へと臨む。WEC第3戦初日の走行を終えた6名のTGRドライバーのコメントは、以下のとおりだ。

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