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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.01.07 15:24
更新日: 2018.01.10 12:55

IMSA:公式テスト2日目、NSX GT3がクラス2番手。総合ではキャデラック勢が上位独占

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ル・マン/WEC | IMSA:公式テスト2日目、NSX GT3がクラス2番手。総合ではキャデラック勢が上位独占

 1月5日よりアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されているIMSA公式テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』は6日、計3回のセッションが行われ、ウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R(フェリペ・ナッセ/エリック・カラン/マイク・コンウェイ/スチュワート・ミドルトン組)が同テストの総合トップタイムをマークした。

 テスト2日目も晴天に恵まれたデイトナ。この日は10時50分からの90分、15時30分から45分、18時30分から90分、都合3回のプラクティスが行われ、最初に実施された午前のセッションではディフェンディングチャンピオンのコニカ・ミノルタ・キャデラックの10号車キャデラックDPi-V.Rが1分37秒188を記録してトップに立った。
 
 2018年より、リジェのLMP2マシン『リジェJS P217』からキャデラックDPi-V.Rにマシンをスイッチしたスプリット・オブ・デイトナ・レーシングの90号車キャデラックが0.196秒差で総合2番手に。ロイック・デュバルとロマン・デュマを擁するCOREオートスポーツの54号車オレカ07・ギブソンが総合3番手となっている。
 
 初日から速さを見せるキャデラック勢は午後と夜のセッションにおいてもライバル勢を席捲。両セッションでトップ4を独占してみせた。なかでも好調をアピールしたのは31号車キャデラックだ。
 
 2016年のシリーズチャンピオンチームであるウェーレン・エンジニア・レーシングは今回、元F1ドライバーのナッセや、TOYOTA GAZOO RacingのLMP1ドライバーであるコンウェイらを招聘。午後のセッション4では新加入のナッセがこのテスト最速となる1分36秒973というタイムをマークして総合トップに立つと、日没後に行われたナイトセッションでもセッションベストの1分37秒322を記録している。
 
 キャデラック勢のトップ4独占という結果について、総合2番手につけた10号車キャデラックのジョーダン・テイラーは「明らかなのは、クルマが2年目を迎え、熟成が進んでいるということだ」とIMSA.comに語った。

「僕らのクルマはすでに(セットアップなどが)かなりの部分で整理されている。だからこれからの進歩の幅は小さいはずなんだ。(ライバルとの)ギャップは明日のテスト終了までに、かなり縮まると思う」と他車陣営の飛躍を警戒した。

 キャデラックを追いかける他メーカーの最上位はジャッキー・チェン・DCレーシング・JOTAの78号車オレカ07・ギブソンで、トップから約コンマ6秒差の総合5番手。
 
 アキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05が総合7番手につけ、ニッサンDPiを走らせるテキーラ・パトロンESMの22号車ニッサンが総合11番手。マツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pはトップと約1秒差の総合12番手となっている。

テキーラ・パトロン・ESMの22号車ニッサンDPi
テキーラ・パトロン・ESMの22号車ニッサンDPi
キャデラック勢にコンマ7秒差に迫ったアキュラ・チーム・ペンスキーのアキュラARX-05
キャデラック勢にコンマ7秒差に迫ったアキュラARX-05
フェリペ・ナッセのドライブで総合首位に立ったウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R
フェリペ・ナッセのドライブで総合首位に立ったウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R
ユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェ。フェルナンド・アロンソがチーム内最速の1分38秒072をマークしている。
ユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェ。フェルナンド・アロンソがチーム内最速の1分38秒072をマークしている。

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