投稿日: 2016.08.03 15:57
更新日: 2018.12.19 12:35
更新日: 2018.12.19 12:35
「世界最高のGTレースを提供する」拡大を続けるSROのGT3/GT4戦略
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
7月29〜31日に、ベルギーのスパ・フランコルシャンを舞台にブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップ/インターコンチネンタルGTカップの一戦として開催されたトタル・スパ24時間。この場で、SROモータースポーツ・グループを率いるステファン・ラテルが、2017年以降に向けたプレスカンファレンスを行った。
ブランパンGTシリーズを中心に、急速に発展した市販レーシングカーのGT3。スーパースポーツカーでレースをしたい……というジェントルマンドライバーの支持を受け、ヨーロッパを中心にアメリカ、アジアと数多くのシリーズで活用されている。そのGT3の考え方を生んだのがラテルであり、SROはGTカーレースの世界的な中心組織となっている。
■世界に展開するSROのGT3ピラミッド
そんなGT3の2017年に向け、ラテルは7月29日に開催されたプレスカンファレンスで、日本でも2戦が開催されるブランパンGTシリーズ・アジアをはじめ、17年のGT3戦略を語った。
SROが2017年に開催するシリーズとしては、下記が挙げられる。このなかで、ブランパンGTシリーズは開催数は不変。開催地の小変更に留まっており、隆盛を誇るシリーズの堅持を掲げている。また、頂点に君臨するFIA GTワールドカップ、インターコンチネンタルGTカップ、ブランパンGTシリーズまでが主にマニュファクチャラーに向けたものと位置づけられている。