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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.15 17:39
更新日: 2018.05.15 17:40

「2018年導入の新規定に満足」とブランパンGT代表。永続的なシリーズ運営を目指す

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ル・マン/WEC | 「2018年導入の新規定に満足」とブランパンGT代表。永続的なシリーズ運営を目指す

 ブランパンGTシリーズを運営するSROモータースポーツグループ代表のステファン・ラテルは2018年からブランパンGTに投入した新予選フォーマットや、エンデュランスカップにおけるプロクラスの台数制限について、概ね満足していると語った。

 今シーズン、ブランパンGTでは予選フォーマットを変更。スプリントカップについては第1ドライバーがレース1のグリッドを決める予選Q1を、第2ドライバーがレース2のグリッドを決める予選Q2を担当する方式が採用された。

 また、エンデュランスカップについては登録されている全ドライバーがアタックを行い、3名が記録したベストラップのアベレージによってグリッドが決定される。

 また、SROは「プロ-アマクラスの個性を保つ」ため、プロドライバーのみで構成されるプロクラスのエントリー上限を26台に制限する策も講じている。

 これらの変更は、グリッド上からアマチュアドライバーが減少しつつある問題への対策となっており、ラテルによれば予選フォーマット変更については関係者から支持されたとのことだ。

 さらに、エンデュランスカップでは、ピットストップに関してもレギュレーションを変更。従来のピットストップ禁止時間帯を設ける方法から、最低ストップ時間を設定する方式が採用されている。

 SROのラテル代表は「(予選システムは)非常に好意的に受け入れられている」と語った。

「ドライバーたちは自分たちのパフォーマンスに見合った場所からレースをスタートするため、非常にうまくいっている」

「それに、エンデュランスカップにおけるピットストップの新ルールも非常に好評だ。不満はまったく聞こえない。我々はシステムを完全に変えたのだ」

「チーム同士の競争に差が生まれすぎてしまうと、チャンピオンシップにとっては大きな不利益となる。この問題を防ぐためにバランスを取る必要があるんだ。さらにコストも抑えながら、観客に見応えあるレースを提供しなくてはならない」

「我々はゾルダーとモンツァでレースを見てきたが、観客にとって良いものになったし、プロフェッショナルに進めることができた。一方でチームにとっては合理的だった。終わってみれば、これこそ我々が求めているものだった」

■新フォーマット導入はシリーズ消滅を防ぐため

毎年チャンピオン争いに加わるベルジャン・アウディクラブ・チームWRT
SROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEO


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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