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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.15 17:39
更新日: 2018.05.15 17:40

「2018年導入の新規定に満足」とブランパンGT代表。永続的なシリーズ運営を目指す

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ル・マン/WEC | 「2018年導入の新規定に満足」とブランパンGT代表。永続的なシリーズ運営を目指す

 一方でラテルは一部の大規模チームが成長を遂げることも警戒しており、1チームあたりの最大エントリー数を4台に制限したいとの考えも示した。

 現在、シリーズで最大勢力を誇るのはメルセデスユーザーのAKKA ASPで、エンデュランスカップに5台、スプリントカップに4台のAMG GT3を投入している。

 また、スプリントカップのグリッドのうち半数はAKKA ASP、グラッサー・レーシング・チーム、ベルジャン・アウディ・クラブ・チームWRTの3チームによって構成されている。

「昔、イギリスF3で目にしたのだが、カーリンが参入すると、ドライバーたちはカーリンから参戦したがり、それができないと分かると他のシリーズへ行こうとしていた」とラテル。

「(AKKA ASPチーム代表の)ジェローム・ポリカンドはフランスの国内選手権でアマクラスを戦っていた。そこからチームを大きく成長させた後、ブランパンに乗り込んできたんだ」

「フランスの国内戦からインターナショナルレースへステップアップするのは大きな飛躍だっただろう。彼のチームが成長したことをとてもうれしく思う。1チームで4~5台のマシンを抱えている。素晴らしいことだし称賛したい」

「一方で成功には見返りを求めるものだ。成功した者、全員にその権利がある。しかし、そのまた一方で、ひとつのチームによって他チームが排除されるのを見たくはないんだ」

「アテンプトのようなチームがWRTに挑む姿を見るのはうれしいものだ。それに去年はサンテロックがスパで勝利しているし、そのほかのメルセデスユーザーも上位争いをしている。良い状況だと思うよ」

 こう語るラテルだが、自身が理想とする1チームあたり最大4台というエントリー上限について、今後にも目を配りながら考えていきたいという。

「現時点で問題はないが、原則として1チームあたり4台を超えるべきではないだろうね。(制限を設けないと)後々、エントリー台数が増えすぎているということになりかねない」

ピット作業には最低ストップ時間が定められた。
シリーズ全戦に参戦するレクサスRC F GT3とエンデュランスカップにのみ参戦するニッサンGT-RニスモGT3


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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