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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.06.12 14:43
更新日: 2021.06.12 14:44

BMW、2台のLMDh車両を2023年のIMSAに投入と正式発表。WEC/ル・マン参戦には言及せず

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ル・マン/WEC | BMW、2台のLMDh車両を2023年のIMSAに投入と正式発表。WEC/ル・マン参戦には言及せず

 BMW M GmbHの代表取締役であるマルクス・フラッシュがInstagramに投稿したことにより、トップレベルのプロトタイプレースに復帰することが明らかとなったBMW。その後、6月11日にBMWは正式リリースを発行し、ファクトリー・オペレートによる2台のLMDh車両を2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に投入すると発表した。

 オペレーションを担当するチームと、ドライバーについては追ってアナウンスするとしている。

「BMWは大きなモータースポーツの舞台に戻ってきた」とフラッシュはコメントしている。

「LMDhクラスに参加することで、BMW Mモータースポーツは2023年から、世界で最も象徴的な耐久レースでの総合優勝に挑戦するための前提条件を満たすことになる」

「我々はこの課題に取り組むことに、完全に集中していく。この舞台には、楽観的な精神がある」

「BMWはプロトタイプレースで成功した歴史がある。1999年のル・マンでの勝利は忘れられないものだった。このストーリーをMパワーとともにモダンなプロトタイプにおいて復活させることで、BMW Mモータースポーツのファンをわくわくさせることができるだろう」

「LMDhのコンセプトは、最大限のコスト管理を保証し、BMW Mにとって非常に重要なマーケットである北米のIMSAシリーズを含む、幅広い応用の道を提供してくれる」

「我々は皆、コンパクトで非常に効率的なチーム組織でLMDhカテゴリーに取り組むことを熱望している」

 フラッシュが世界で「もっとも象徴的な」長距離レースで競争しようとしていると述べているにもかかわらず、BMWはLMDhプロトタイプがWEC世界耐久選手権とル・マン24時間レースにも参戦するかどうかについては明らかにしていない。

 また、ベースシャシーを供給するLMP2コンストラクターの名前についても明らかにはされておらず、50kWを発生するボッシュの共通モーターに組み合わされるBMWエンジンの詳細など、その他のテクニカル・ディテールも未発表だ。

 LMDhプログラムは、現在のシーズンの終わりでフォーミュラEから撤退した後も、BMWのファクトリーモータースポーツへの関与が継続することを保証するものである。

 BMW Mモータースポーツの責任者であるマイク・クラックは、次のように述べている。

「モータースポーツチームの全員が、同じモチベーションを共有している。我々は、レーストラックにおいて最強のライバルに立ち向かうことで我々自身を試し、BMWの勝利を祝いたいと思っている」

「このように、LMDhプロジェクトは我々の“ハート”のリアルな関心事であり、まさに我々が望んでいた新しい挑戦だ」

「非常にエキサイティングなプロジェクトが、我々を待っている。デイトナとセブリングでの総合優勝に挑戦することは、非常に大きなモチベーションだ。我々の前にはたくさんのなすべき仕事があるが、期待は計り知れないほど大きい」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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