このままレースが続いていくかと思われたが、各ポストで一斉にSCボードが提示される。リスタートに向けて各車がスピードを上げていく最終コーナーで、8番グリッドからスタートしていた大嶋和也(docomo business ROOKIE)がスピンを喫し、アウト側のタイヤバリアに激しくヒットしてしまっていたのだ。

 レースはふたたびSCランに。この時点で、ポールポジションからスタートした野尻から岩佐、坪井、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、大湯、山下、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)までトップ7の順位は変わらず。大嶋が戦列を離れたことで国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、小高一斗(KONDO RACING)、木村偉織(San-Ei Gen with B-MAX)がひとつずつポジションアップし、その後ろには、3ワイドの戦いを制した小林が15番グリッドから4ポジションアップに成功している。

 ふたたびSCが隊列を離れたのは12周終了時点。各車がレーシングスピードに戻ってコントロールラインを通過し、13周目に入った。6周目の再現かのように、トップ3はクリーンに1コーナーを通過していったが、2番手の岩佐に3番手の坪井が接近。バックストレートで岩佐のテールに張り付くと、馬の背コーナーではサイドバイサイドに。岩佐は滑りやすい路面にふらつきながらもラインをふさぎ、坪井をブロック。そのまま2番手をキープしたまま最終コーナーへと入っていった。

 13周を終えて野尻のトップは変わらず、岩佐、坪井と続いていくが、その後方で13番手を走行していた阪口が最終コーナーでクラッシュ。ガードレールも破損していたことから赤旗が出された。各マシンはそのままホームストレートに整列。ドライバーたちはいったんマシンを降りてピットへと戻っていった。

 その後、JRP日本レースプロモーションの近藤真彦会長が登場し、場内の観客へレース中止を発表。決勝結果は赤旗が出される2周前、12周終了時点の順位をもって決定し、野尻が優勝、岩佐、坪井が続くトップ3に。以下、牧野、大湯、山下というトップ6となっている。

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