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投稿日: 2018.09.09 09:19

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第6戦岡山 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第6戦岡山 予選レポート

 Q1は午後3時15分にスタート。雨はほとんど止んでいたものの、依然としてフルウエットコンディションでの走行となった。今季ディフェンディングチャンピオンチームとして臨むJMS P.MU/CERUMO・INGINGは、ピットロードの出口に一番近い場所にピットを構えており、ポジション取りが重要となる予選で一番有利な状況でコースインができる。

 このQ1でも石浦がトップ、続けて国本がコースインし、タイヤのウォームアップを行っていった。計測2周を終え、いざアタックに入ろうとしたタイミングで、2台のマシンがコースアウト。そのうち1台はタイヤバリアにめり込むほどのクラッシュとなったため、セッションは赤旗中断に。

 約20分の中断ののちにセッションは再開したが、この間に空も少し明るさを取り戻し、路面状況はわずかながらも回復。マシンによっては水が残っている場所を選びながら走行するような状況となった。石浦は計測3周目に1分28秒385、翌周に1分27秒734までタイムを縮め、モニターの上位に名を連ねる。

 国本も、石浦とのタイム差はありつつも、暫定4番手につけていったんピットイン。ここでニュータイヤを装着し、再びタイムアタックに入った。石浦は国本に続いてコースインしていき、計測5周目に1分27秒842をマーク。

 翌周には1分27秒258にタイムを削り、6番手でQ1を突破した。国本も計測5周目に1分27秒757をマークし10番手。2台揃ってQ2進出を決めた。

予選の様子

 Q1で赤旗中断があったことで、Q2は定刻よりも約20分遅れてのスタートとなった。セッションはわずか7分間。タイヤへの十分な熱入れも必要なため、セッション開始と同時に14台のマシンが続々とコースインしていく。

 Q1同様に石浦と国本はその先頭に並び、いち早くアタックへと入っていった。石浦が計測3周目に1分29秒562でいったんトップに立つと、すぐさま国本が1分27秒286をマークし逆転。国本は1周のクールダウンののちに2度目のアタックを行った。

 他のドライバーもタイムアタックを済ませ、国本の順位はQ2進出圏内の8番手よりも後方に下がっていたが、集中力を高めたアタックで1分26秒562までタイムを縮めて8番手に滑り込み、Q3進出を果たした。

 一方の石浦は、計測4周目に1分26秒718をマークしてQ3進出圏内ぎりぎりのポジションを得ていたが、最後に国本が自己ベストタイムを更新したことで9位にドロップ。第2戦オートポリス大会以来、久々にQ3進出を逃すこととなった。

 ポールポジションを決めるQ3では、国本は自己ベストタイムを1分25秒589まで縮めたが、周りのドライバーたちの上り幅も大きかったため、Q2のポジションから上げることはかなわず、総合結果は8位となった。

 初優勝を飾ったサーキットで、予選は想定外の苦戦を強いられたJMS P.MU/CERUMO・INGINGの2人。明日は今日よりも雨脚が強いことが予想されている。気持ちを切り替え、中盤グリッドからの追い上げで両者揃って上位入賞を目指す。


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