ドライバーは山内英輝に交代し、ニュータイヤで上位を目指しますが、SUBARU BRZ GT300は給油に時間がかかることもあり、逆に順位を落としてしまいます。コースには6位で復帰しますが、上位チームを追いかける展開になってしまいました。

 それでも山内は3位争いをする3台のマシンから5秒以上離されていたポジションを、終盤には1秒以内の射程圏内まで追い詰めました。しかし、追い抜くまでには至らず6位でのフィニッシュとなりました。

■山内英輝

「いつもは逃げるレース展開ですが、今回はマシンのセットアップも決まり、追い上げるレースができたのは収穫です。もしピット時間がもう少し短く、前に出ることができたら、僕たちのレースは抜かれることはないので、もっといい結果を持ってこれると思います。そう思うと悔しいですが、今できるベストは出せたと思います」

■井口卓人

「ここ3年~4年、ポイントの獲れなかったもてぎのレースで、ポイントを獲れたことはいいレースだったと思います。給油時間が周りのチームと同じくらいなら表彰台に乗れていたレースでした。それほど、マシンが進化してくれた証拠です。僕たち二人のドライバーが、担当しているスティントを気持ちよく最後まで攻めれるという状況をチームが作ってくれたので、感謝したいです」

山内英輝(右)/井口卓人(左)

■渋谷総監督

「今できるベストだったと思います。ドライバーは非常に良かったし、タイヤも最後までしっかり走れました。これまで、もてぎではポイントが獲れませんでしたから、今回の6位はいい結果だと思います。あと3秒給油時間が短ければ、前に出れたのでもったいないんですけど、今やれることはやった結果だと思います」

今シーズンはマシントラブルも多く、厳しいレースも多かったと思いますが、終盤にきて、マシンの得手不得手が明確になり、今後の開発の方向性が見えてきたようです。

 渋谷総監督は「シリーズでレースを考えるには、苦手コースでは少しでも多くのポイントを獲ることも大切で、得意なコースでは優勝を目指していくという戦い方も考えていく必要があるでしょう」と語っています。

 SUBARU BRZ GT300はドライバーランキング8位、チームランキング11位で2018年シーズンを終えました。1年間のご声援、誠にありがとうございました。

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