決勝レース
日付:2019年6月30日(日)
天候:晴れ
決勝結果:88号車5位、87号車7位
2台ともに大幅ポジションアップでポイント獲得
タイ戦では日曜日にサーキットサファリ、ウォームアップと走行が続くため、いつもより多めの周回数を重ね決勝へのセットアップを進める。天候も昨日とは異なり日照が続き、路面温度がレースウィークの最高レベルまで上がった状態で決勝をむかえる。
スタート後、2台は順調に周回を重ね、88号車も大幅ジャンプアップで87号車とともにシングルポジションを走行。タイヤ2輪交換のみの戦略においてもラップタイムが順調に推移し、88号車が大幅ジャンプアップの5位、87号車も今季初の7位と2台でのポイント獲得でレースを終えた。
コメント
87号車エンジニア 平井 成治
「ウォームアップ走行では決勝レースを想定したフルタンクでの走行をしました。若干セットアップを変更して決勝グリッドへ向かう。決勝スタートはクート選手。タイヤをセーブしつつ、ポイント圏内を順調に走行してくれました」
「31周目にピットインし、高橋選手に交代。高橋選手も安定したペースで走行し、最終的に7位でフィニッシュ。今回はポイントを取ることが目標だったので、ほぼ想定通りにレースを戦うことができたことは純粋に嬉しく思います。次戦富士に向けてこの流れをキープしたいです」
87号車 高橋 翼
「スタートはアンドレ(・クート)選手が担当、順位を上げて僕にバトンを繋いでくれました。最初はタイヤを傷めずにペースを安定させることに専念して走行しました。その後はマシンバランスが良かったので最後までプッシュすることができ、最終的には7位でレースを終えることができました」
「今季初ポイントをやっと獲得することができて、嬉しく思うしチームに感謝したい。毎戦少しずつ前進できているので、次戦はもっと上の順位を目指します」
87号車 アンドレ・クート
「予選14番手から決勝7位まで追い上げ、今シーズン初ポイントを獲得でとてもハッピーだ。ドライバーとタイヤにとって暑く難しいコンディションだったが、良いレースができた」
88号車 小暮 卓史
「スタートの元嶋選手が、素晴らしい走りで順調に順位を上げてきてくれました。35周目にチームも素晴らしいピット作業でコースに送り返してくれました。僕の状況としては前車をパスするチャンスを伺いながら、後続にも迫られるかたちとなり、全く気を抜けない感じでした」
「順位は変わらなかったが、ライバルたちといろいろな駆け引きやバトルの多いレースとなりました。レースはそのまま5位でチェッカー。後続をしのいだ安堵感と、前車をパスできなかった悔しさを同時にレース後に感じました。ですが順位は悪くなく、今後につながるレースになったと思います」
88号車 元嶋 佑弥
「決勝はスタートドライバーを担当しました。スタート直後からプッシュしましたが、マシンとタイヤに余裕があり、冷静にクリーンなオーバーテイクができたと思います。後半の小暮選手はいつも強いレースをみせてくれるので、本当に勉強になりました」
「ピットに入るタイミングや、ピットワークもパーフェクトなレースでした。マシンとタイヤにも高いポテンシャルがあります。このような体制で戦えていることに感謝して、早くスーパーGTで初優勝したいです」
監督コメント
「スーパーGT第4戦タイ。2018年はポールポジションを獲得したが、惜しくもセンサーのゴムカバーが無いことでタイム抹消されてしまった、残念な思い出があります」
「こんなにも、予選から苦しい戦いになるとは思いませんでした。気温の高さもありますが、ターボ車両の圧倒的な速さ。コーナリング速度を上げても中盤で追いつかれてしまいます。決勝は、ギャンブル以外でのポイント獲得は難しく困りました」
「予選は、88車21番手、87号車14番手。小暮選手の名誉のために伝えますが、アタック中にうしろを全く見ていないドライバーがいまだに数人いるようで、残念な結果になってしまいました。益々、決勝が全てうまく進まないといけなくなり、決勝前のミーティングにも気合が入ります」
「決勝レースは絶妙のタイミングでピットインを行い、2台ともにタイヤ2本交換を敢行。88号車は16台抜きの5位、87号車は7台抜きの7位で、2台ともにポイントを獲得することができました!」
「後半はウラカン得意なサーキットが多数有ります! まずは次戦富士戦で連続ポイントを獲得したいと思います。ご声援ありがとう御座いました!」