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投稿日: 2019.08.04 20:43

スーパーGT第5戦富士:2周連続ピットの“奇策”。GT300はT-DASH ランボルギーニが13番手から逆転初優勝


スーパーGT | スーパーGT第5戦富士:2周連続ピットの“奇策”。GT300はT-DASH ランボルギーニが13番手から逆転初優勝

 2019年のスーパーGTは8月4日、シリーズ最長500マイルで争われる第5戦富士の決勝レースが行われ、スーパーGT GT300クラスは他チームと異なる変則的ピット戦略を採ったT-DASH ランボルギーニ GT3が優勝を奪った。

 日本国内では5月末以来のシリーズ戦開催となった第5戦。この週末も連日続く厳しい暑さに見舞われ、決勝日も早朝からじっとりと汗をかくようなコンディションとなった。

 決勝日の富士スピードウェイ上空には青空が広がっていたこともあり、気温もぐんぐんと上昇。決勝スタートの段階で気温33度、路面温度51度、湿度38%という状況だ。

 決勝前に行われたウォームアップ走行でarto RC F GT3のタイヤが外れるアクシデントから赤旗が出されたため、177周のレースは定刻より10分遅れの13時40分、静岡県警察先導によるパレードランで幕を開けた。なお、ウォームアップで止まったarto RC Fはレースに参加したほか、McLaren 720Sはトラブルからピットレーンスタートとなった。

GT300はスタート直後にRUNUP RIVAUX GT-Rがトップを奪う
GT300はスタート直後にRUNUP RIVAUX GT-Rがトップを奪う

 GT300クラスはレース序盤から埼玉トヨペットGB マークX MCとHOPPY 86 MCの2台がレースをリード。スタート直後こそRUNUP RIVAUX GT-Rにトップの座を譲ったものの、11周目にはHOPPY 86が、19周目には埼玉トヨペットGB マークXが交わし、ここからは2台のマザーシャシーがレースをけん引する形となった。

 34周目、埼玉トヨペットGB マークXにオーバーテイクを許したHOPPY 86が先行してピットイン。埼玉トヨペットGB マークXは36周を消化してピットインすると、タイヤ無交換で作業を終えてHOPPY 86の前、実質上のトップに浮上した。

 そして、ここで変則ピットを敢行したのがT-DASHランボルギーニ。39周目に1度目のピットへ向かいアンドレ・クートから第3ドライバーの藤波清斗へ交代すると、その翌周の40周目に再度ピットイン。藤波はわずか1周でマシンを降り、高橋翼へステアリングを託したのだ。

 この間もレースは埼玉トヨペットGB マークXとHOPPY 86がリードする形で進行していき、先行する埼玉トヨペットGB マークXが66周目にピットイン。しかし、ここで左リヤタイヤの交換作業に時間を要してしまい、タイムをロスしてしまう。

 これでHOPPY 86が有利になるかと思われた直後の68周目、トヨペット100Rで発生していたZENT CERUMO LC500のクラッシュに対してセーフティカーが導入されてレースはリセット。2度目のピットを終えていなかったHOPPY 86は逆境に立たされることになってしまった。

 クラッシュしたZENT LC500の回収や隊列の整理などを経て、レースはGT500で80周目、GT300で75周目に再開されると、リスタート直後に暫定首位だったHOPPY 86がピットへ。しかし、マシンフロントにダメージを負っていた影響でエアジャッキを素早く差し込めず、大きくポジションを落としてしまう。

 これで埼玉トヨペットGB マークXがトップかと思われたが、その前にはT-DASHランボルギーニの姿が。ただ、T-DASHランボルギーニは、85周目にピットインし高橋から藤波へバトンをつないだため、ふたたび埼玉トヨペットGB マークXがラップリーダーにつけた。これにD’station Vantage GT3やグッドスマイル 初音ミク AMGが続く。

 その後、D’station Vantage GT3やグッドスマイル 初音ミク AMGは3度目のピットインでいったんポジションを落とすことになり、後方からの追い上げることに。ポジションを争う2台は上り勾配のセクター3でサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げると、D’station Vantage GT3がアウト側、初音ミクAMGがイン側につけて13コーナーへ。

 すると、その初音ミクAMGのインからau TOM’S LC500が追い抜きにかかると、もっともアウト側のポジションからターンインしていたD’station Vantage GT3がau LC500と接触。au LC500は左フロントに大ダメージを、D’station Vantage GT3もマシンにダメージを負ってしまい、ポジションダウンを余儀なくされた。

au TOM’S LC500と接触し、ボディ右側にダメージを負ったD’station Vantage GT3
au TOM’S LC500と接触し、ボディ右側にダメージを負ったD’station Vantage GT3

■戦略奏功したT-DASHランボルギーニが逃げ切り優勝。2位の埼玉トヨペットGB マークXは粘りの走り


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