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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.11.18 14:15
更新日: 2016.11.18 15:28

30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート

2016 AUTOBACS SUPER GT ROUND 3
開催地:ツインリンクもてぎ(栃木県)/4.801km
観客数:23,500人

11月11日(公式練習)天候:雨のち曇り コースコンディション:ウェット
11月12日(予選)天候:晴れ コースコンディション:ウェット 
11月12日(決勝)天候:晴れ コースコンディション:ドライ

7戦連続完走。シード権獲得へ確かな手応えを掴む

 5月にオートポリスで行われるはずだった、スーパーGTシリーズ第3戦は熊本地震の影響を受けて中止になり、代替レースが最終戦と併せて『MOTEGI GT GRAND FINAL』として開催されることとなった。1大会2レース同時開催は、シリーズ初の試みとなる。

 今年から2台のZVW50型トヨタプリウスでGT300クラスに挑むaprが#30 TOYOTA PRIUS apr GTを託したのは、永井宏明選手と佐々木孝太選手だ。

 永井選手はルーキーながら、佐々木選手の指導の下、ポルシェカレラカップジャパンやスーパー耐久で実力を高めてきたドライバーで学習能力の高さに定評を持つ。

 もちろん佐々木選手とのコンビネーションも抜群で、第2戦富士では早くも9位入賞を果たし、全戦で完走を果たしている。

 今回のレースの特徴は、シリーズ7戦目に当たることもあってウエイトハンデが半減されること。そのため#30 TOYOTA PRIUS apr GTはわずか2kgのウエイトで挑むことが可能。

 また、最終戦にも共通するが、通常より50km短い250kmで争われ、なおかつ予選と決勝が1日で、第3戦は土曜日に行われることとなる。舞台となるもてぎはストップ&ゴーの繰り返されるレイアウトで知られるだけに、軽さは確実に武器となり、通常より短いレース距離は戦術の幅も広げることだろう。

公式練習セッション1 11月11日(金)9:00~10:00
 普段なら、土曜日の午前に行われる公式練習だが、今回は金曜日の午前・午後に1時間ずつ、2セッション実施されることとなった。

 第3戦がウエイトハンデ半減、最終戦がノーハンデとなるため、ランキング上位のチームであれば重量差を見越した2通りのセットアップを行わなければならないが、幸か不幸か#30 TOYOTA PRIUS apr GTは少ないウエイト搭載量により、大幅な変更を必要とせず、セットアップを行うことができる為、多くのトライが可能となる。

 ところが午前のセッション1は雨に祟られてしまう。天気予報では土曜日以降は雨が降らないことを伝え、そればかりか雨雲レーダーで間もなく回復することは明らかだったため、#30 TOYOTA PRIUS apr GTはしばらくピットを離れないことに。

 2回の赤旗中断後、かなり雨が弱くなっていたことから、佐々木選手による走行が開始されたが、1分41秒010を記した直後に、3回目の赤旗が出され、残り5分の時点で計測終了のアナウンスが。なお、このセッション1終了直後に、セッション2の40分間延長が発表となった。

公式練習セッション2 11月11日(金)13:00~14:40
 セッション1の終了後に雨は止んでいたが、路面はまだ濡れたまま。土曜日の予選も同じような状況が考えられることから、まずはウェットセットも詰めることに。

 最初に佐々木選手が#30 TOYOTA PRIUS apr GTに乗り込み、周回が重ねられていった。徐々に水も履けていき、僅かながらもコンディションは向上、1分57秒936にまでタイムを詰めた直後の、セッションのほぼ折り返しで永井選手と交代する。

 永井選手はロングランを行うこととなり、徐々にタイムを短縮して行く中、1分58秒110にまで到達。その頃にはスリックタイヤを早々と装着した車両もあり、そろそろ永井選手にも……と思われたのだが、不運なことに雨は再び降り始めてしまう。

 この後は佐々木選手と永井選手が交互に3周ほど周回するが、路面状態の再悪化により、タイムアップは果たせずに終わった。


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