AUTOBACS SUPER GT 2021 SERIES
ROUND.2 たかのこのホテルFUJI GT 500KM RACE
予選日に引き続き決勝も晴天となった富士スピードウェイ。今期初となるピットビューイングも開催され、GWらしい賑やかな朝となった。決勝に先立って行われたウォームアップ走行は荒選手からスタートし、セッション後半に山口選手へ交代。決勝に向けたセットアップを確認した。
Rd.2 決勝
2回のピットストップが義務付けられた500kmレースのスタートドライバーは荒選手が担当。前日の予選によりGT300クラス14番手からのスタートとなるStudie PLUS BMWは定刻の14時30分にフォーメーションラップへ向けてグリッドを離れた。
レーススタート後、オープニングラップで2ポジションダウンし16番手でコントロールラインを通過。2周目に15番手にポジションアップしたところでGT500クラスの車両ストップによりSC(セーフティーカー)が導入され、6周目にリスタート。リスタート後はピットイン車両もありポジションアップ、21周目にはクラス10番手となった。
27周目にルーティンのピットストップを行い山口選手へ交代。コースへ戻ったアウトラップでGT500クラス車両のパーツ回収のためにFCY(フルコースイエロー)が導入された。リスタート後は上位車両のピットストップもあり54周目には16番手を走行。
60周目には2度目のピットストップを行ったが、山口選手へ交代後に無線トラブルが起きており、ピットインのタイミングが合わずタイムロス。27番手でコースへ戻った。荒選手はピットでのタイムロスを取り戻すべく走行したが、20番手でチェッカーフラッグを受けた。
■コメント
熊谷亮監督
「安全策を取った開幕戦に対し、M6GT3ともっとも相性の良いサーキットが舞台のRd.2は攻めの姿勢で挑みました。その結果、予選日は上々の滑り出し。決勝へ向けても好感触を得ていましたが、レースが始まると予選時のパフォーマンスは無く、思ったポジションまで上がることができませんでした」
「また、山口選手のスティントでは無線が全く通じないトラブルが発生。PITで時間をロスしていまい、そこで大きくポジションを落としてしまいました。とは言え、マシンの仕上がり具合もラウンドを追う毎に良くなっています。今回のレースで得た教訓を次戦から活かし、良い結果をお届けできるようにがんばります。引き続き応援よろしくお願い致します」
荒聖治選手
「第2戦富士大会は、ハイスピードサーキットを得意とするM6GT3の持ち味を活かし、予選では高いパフォーマンスを感じることができました。山口選手の予選タイムも素晴らしかったですね! 決勝では、そう簡単にはいかず、なかなか厳しいレースとなってしまいました。次回の鈴鹿大会も応援宜しくお願い致します」
山口智英選手
「今回は、予選での感触から自分でも自信を持って決勝へ向かいました。決勝では、2スティント目だったのですが、まず無線が繋がらず…その焦りから、ピットインのタイミングをミスしてしまいました。クルマのセッティングは、レース毎に良くなっていますので、ひとつひとつ経験を積んで結果に繋げていけるように次も頑張ります。引続き応援を宜しくお願い致します」