2月1日から3日間、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで今シーズン最初のMotoGPクラスのオフィシャルテストが行なわれる。

 2016年シーズンより、マシンレギュレーション面では、オフィシャルタイヤサプライヤーがミシュランとなり、17インチ径のタイヤが採用される(2015年まではブリヂストン、16.5インチ)。また、共通ECUのソフトウエアも全車共通となり、ハード、ソフト共に全車マニエッティ・マレリ製となる。車両の最低総重量は157kgとなり、最大燃料タンク容量は22リットルに変更されるなど、マシンに関する基本スペックは全車共通となり、昨年までのオープン、ファクトリーオプションという区分けはなくなった。

 2015年の最終戦バレンシアGP後のオフィシャルテストでは、大半のチームが2015年型のマシンをベースにミシュランタイヤに合わせたマシンセットアップに取り組み、一部は共通ECUソフトウエアのテストも行なっていた。2015年11月いっぱいで各チームのテストは終了したが、12月下旬と1月中旬には、ファクトリーのテストライダーが協力して、ミシュランのタイヤテストがセパンで行なわれるなど、レギュラーライダーのテストに向けた準備が進められ、ミシュランはタイヤの開発作業を継続していた。

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