11月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦/第10戦/第12戦が行われている三重県の鈴鹿サーキットで、二輪、四輪にさまざまなスポンサードを行っているSDG株式会社が記者会見を行い、2026年もさまざまなモータースポーツ活動を行っていくと発表した。
大阪府大東市に本社があるSDG株式会社は、サーキットでも数多く使用されている直動式送風機、さらに環境機器や集塵機などを手がけるメーカー。2024年に昭和電機株式会社から現在の社名となっているが、二輪を中心にさまざまなチームをサポートしている、
そんなSDG株式会社は、二輪では全日本ロードレース選手権、アジアロードレース選手権に参戦するSDG Team HARC-PRO.、全日本ロードレースに参戦するDUCATI Team KAGAYAMA、MFJカップJP250に参戦するSDG N-PLAN Racing、SDG Jr. 56 RACINGをサポート。2025年からは四輪にもスポンサードを行っており、TEAM IMPULとオフィシャルスポンサー契約を締結。スーパーGT GT500クラスに参戦するTRS IMPUL with SDG Zにそのロゴが躍っている。
「乗り物は産業面でもいちばん広いものですし、マーケットとしても非常に重要です。それを融合させ、もっともっと日本のモータースポーツ界を盛り上げていきたいと思っています」と語ったのは、SDG株式会社の柏木健作代表取締役社長CEO。
2026年に向けては、これらのチームとともにモータースポーツに参画していいくことになるSDG株式会社。詳細な体制は各チームから今後発表されていくことになるが、いくつかの変化も。二輪では、JSB1000に参戦するSDG Team HARC-PRO.、DUCATI Team KAGAYAMAの2台のカラーリングを合わせることになったという。
「チーム名も合わせる方向になっており、世界でも同じカテゴリーでまったく違う車両、メーカー、ライダーで同じカラーリングになるのはあまりやったことがないと思いますが、今後可能な限り同じカラーリングのイメージを使っていこうと思っています」と柏木代表取締役社長CEO。
「できれば来季はJSB1000で同じカラーリングで、違うチームだけどワン・ツーフィニッシュのようなものに挑戦してみたいと思います」
また四輪では、今季スーパーGTをともに戦っているTEAM IMPULとともに、スーパーフォーミュラでもスポンサードが決定。星野一樹代表によれば、「タイトルスポンサーになっていただきますが、ダブルタイトルスポンサーのようになると思います」という。
実はSDG株式会社とTEAM IMPULの出会いは非常にドラマチックだったようで、2024年10月にスーパーGTでマレリとのタイトルスポンサー契約が終了することが発表された直後「数10分以内にメールをいただいたのが、その年の5月に挨拶をさせていただいた柏木社長でした。その時の衝撃は忘れられません」と星野代表は2024年を思い出し涙ぐむシーンも。
2026年はスーパーフォーミュラもSDG株式会社からサポートを得ることになり、「精一杯がんばりたいと思います」と星野代表は力強く宣言した。2026年もサーキットでは『SDG』のロゴを数多く見ることになりそうだ。







