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投稿日: 2017.06.06 11:41

ヤマハ MotoGP第6戦イタリアGP レースレポート


MotoGP | ヤマハ MotoGP第6戦イタリアGP レースレポート

Rd.06 6月4日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:第6戦イタリアGP
■開催日:2017年6月4日(日)決勝
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:42度
■PP:M・ビニャーレス(1分46秒575/ヤマハ)

REPORT

Movistar Yamahaが2位と4位を獲得!

 Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスは力強いパフォーマンスで2位を獲得し、今季4度目の表彰台に上った。V・ロッシは地元ファンの声援を受けて上位争いを展開し、4位となった。

 ビニャーレスはポールポジションから好スタートを切ってロッシの後ろへ滑り込む。序盤の混戦を抜けたあと、4ラップ目にはトップに浮上し、徐々に後続を引き離しにかかるも完全に逃げ切ることはできず、10ラップにわたってトップをキープしたあとA・ドビツィオーゾに先行を許して2位に後退した。

 15ラップ目の第15コーナーと17ラップ目の第1コーナーで小さなミスが出て3位に後退したが、あきらめることはなく、残り4ラップで2位に復帰する。さらに、1.215秒先を走っていたドビツィオーゾを追っていった。終盤でいくらか詰めたものの逆転は難しかったため、ビニャーレスは無事にゴールラインを通過するミッションを遂行する。最終的にはトップから1.281秒差で2位を獲得した。

MotoGP第6戦イタリアGP
MotoGP第6戦イタリアGP

 チームメイトのロッシがグリッド2位からホールショットを奪うと、イタリアの熱狂的ファンがエア・ホーンを鳴らして大喜び。その後J・ロレンソ、ビニャーレス、ドビツィオーゾがロッシに迫り、激しいトップバトルが始まると、世界中のVR46ファンの鼓動が頂点まで達した。4台は序盤で何度もポジションを入れ替える競り合いを繰り広げたあと、7ラップ目あたりからは徐々に順位が落ち着いてきた。

 黄色いスモークに包まれたムジェロで、ロッシは8ラップにわたって3位をキープ。しかし14ラップ目でビニャーレスに並びかかったちょうどそのとき、D・ペトルッチが襲い掛かり4位へ後退した。初めはポジション奪回を目指していたが、怪我の痛みもあり、冷静な判断で4位をキープし、そのままチェッカーを受けて、トップから3.685秒差で4位を獲得した。

 ビニャーレスは2位獲得によって20ポイントを加算し、合計105ポイントに伸ばしてランキングトップをキープ。ロッシはビニャーレスから30ポイント差でランキング3位につけている。ふたりの活躍により合計180ポイントを獲得しているMovistar Yamaha MotoGPは、2位に44ポイント差をつけてランキングトップをキープ。コンストラクターズ・ランキングでもヤマハが、合計128ポイント、23ポイント差でトップに立っている。

 MotoGPはこのあとスペインへ移動し、1週間後のカタルニアGPに臨む。

Monster Yamaha Tech3 Teamのザルコが7位獲得、フォルガーは13位

 Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコが、グリッド11位からスタート後、ノンストップで攻め続けて7位を獲得した。この結果、総合ランキング6位、サテライト勢ではトップの座をキープしている。

 J・フォルガーは、シーズン全戦ポイント獲得を目標に、終始バトルを展開する。スタートで出遅れて一時は21位まで後退したが、集中を切らすことなく着実にポジションを挽回して最終的には13位に上がってチェッカーを受けた。


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