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投稿日: 2017.07.01 15:46

イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第9戦ドイツGP 初日レポート


MotoGP | イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第9戦ドイツGP 初日レポート

中上貴晶がドイツGP初日を6番手からスタート
パウィは初日30番手

2017年6月30日(金)
Rd.09 ドイツGP
ザクセンリンク・サーキット
コンディション:ドライ
気温:21℃ 路面:24℃

 第9戦ドイツGPがザクセンリンク・サーキットで初日の走行を迎えました。2017年シーズンはここが折り返し地点。前半戦を気持ちよく締めくくるためにも、重要な一戦です。IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、午前のセッションで1分25秒218を記録して、初日総合6番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、1分27秒562で総合30番手としました。

 午前のFP1は、現地時間午前11時05分(日本時間午後6時05分)から45分間にわたって行われました。今年はコースが再舗装されているザクセンリンク・サーキットで、中上は新しい路面状況をしっかりと確認しながら、力強さを存分に発揮。このセッションは、トップからわずか0.242秒差の3番手タイムにつけました。パウィは、昨年のMoto3時代にこのサーキットでシーズン2勝目を挙げています。Moto2クラスでの走行は初体験となるため、周回ごとに学習を進めながら、31番手タイムを記録しました。

 午後のFP2は、MotoGPクラスのセッション中に降った雨の影響で路面が濡れており、セッション中盤からの走り出しになりました。このセッションでは、中上は決勝レースに向けてタイヤの見極めを行い、パウィも走り込みを重ねて、午前からラップタイムを更新させました。

 明日のFP3は午前11時05分(日本時間午後6時05分)にスタート。午後は、15時05分から45分間の予選を行い、決勝レースに向けたグリッド位置を決定します。

中上貴晶 (6番手 / 1’25.218 / +0.370)

「午前は20周連続で走り、ラップタイムはコンスタントによくなっていきました。午後はミディアムコンパウンドのタイヤを試したのですが、期待していたようなフィーリングを得られなかったので、ハードに戻しました。ミディアムタイヤで気持ちよく走れる状態にしたいので、明日の朝がドライなら、もう一度ミディアムのニュータイヤを装着してトライする予定です」

カイルール・イダム・パウィ (30番手 / 1’27.562 / +2.714)

「今はセクター1、特に低速区間でのコーナーからの立ち上がりに苦戦しています。FP2では時間があまりなかったので、セットアップの変更を十分に試せませんでした。明日はこの問題を解決し、全力で走れるようにがんばりたいと思います」

岡田忠之 チーム監督

「中上は、午前に20周の連続走行をして好調な走り出しでした。午後の走行では少し改善したいところが出てきたので、明日はこの部分をセットアップで解消できるように進めていきます。パウィは、午後の短い走行時間で午前のタイムを改善しました。マシン面では、ブレーキをリリースしてからの旋回性を上げる方向にすることで、もっと安心して走れるようになるでしょう」


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