MotoGP:ホンダ 2017年第14戦アラゴンGP レースレポート
マルケス連勝で今季5勝目。ペドロサが2位になり、Repsol Honda Teamが1-2フィニッシュ
天候:晴れ
気温:27℃
コースコンディション:ドライ
観客:7万541人(3日間:11万3447人)
レポート
第14戦アラゴンGP決勝は、予選5番手からトップグループに加わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、序盤4番手から着実にポジションを上げ、レース後半の16周目にトップに立つと、23周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。
今大会は、フリー走行と予選で2度の転倒を喫し、決勝に向けて不安を抱えることになりました。しかし、決勝日朝のウォームアップでセットアップを進めることに成功すると、決勝でも快調にラップを刻みました。
序盤はホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)らとトップグループを形成。6周目にドビジオーゾ、12周目にロッシをパスして2番手に浮上すると16周目にロレンソを抜いて首位に浮上。それからは後続との差を確認しながら、危なげない走りで23周を走り切りました。
前戦サンマリノGPから連勝を達成して今季5勝目。今大会7位に終わった総合2位のドビジオーゾに16点差、総合3位で今大会4位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に28点差をつけて次戦日本GPを迎えます。マルケスは2年連続4回目のタイトル獲得に向けて一歩前進しました。
チームメートのダニ・ペドロサは、予選6番手から追い上げて2位でフィニッシュしました。序盤、ビニャーレス、カル・クラッチロー(LCR Honda)らとセカンドグループを形成しました。
トップグループに比べてわずかにペースが上がらず苦しい展開となりましたが、レース中盤の13周目にビニャーレスをかわすと、それから一気にペースを上げて、15周目にドビジオーゾ、16周目にロッシ、21周目にロレンソをかわして2番手に浮上。マルケスの背後に迫る好走で地元ファンを沸かせました。
これでRepsol Honda Teamは、第4戦スペインGP、第10戦チェコGPに続き、今季3回目の1-2フィニッシュ。マルケスとペドロサの両選手が同時に表彰台に立つのはこれで7回目となり、アラゴンに集まった7万人のファンを喜ばせました。
予選13番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が13位でフィニッシュして2戦連続今季10回目のポイント獲得。チームメートのティト・ラバトは15位でフィニッシュ。今季9回目のポイント獲得を果たしました。
予選4番手から序盤セカンドグループに加わったカル・クラッチローは、折り返し地点の11周目の14コーナーで転倒、リタイアとなりました。