COMMENT
Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(5位)
「もちろんもっといい成績が欲しかったけれど、一方で、予想していた通りのレースになったように思います。ウイーク中ずっと思うようにペースが上がっていなかったので、厳しい展開は始めからわかっていたことです。このあとは、オフシーズン中のマシンテストが非常に重要になります。前との差を縮め、セッティングを向上させ、来シーズンに向けてしっかり準備をしていきます」
M・ビニャーレス選手談(12位)
「ウォームアップ・セッションは好調だったのですが、おそらくプッシュが激しすぎたのでしょう。でもフィーリングがとても良かったので、そのことがとても重要だと感じていました。このあとのテストのなかで、またこの好感触を取り戻せるようにがんばっていきたいと思います。決勝では状況がまったく異なっていて、今までにないようなフィーリングだったのでペースを抑えてしまうことになりました。いろいろなセッティングを試してみた結果でしたが、これからまた調整を行って感覚を取り戻していけば、良い方向性を見つけ出せると確信しています」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「わたしたちにとっては非常に厳しい展開になってしまいました。しかしMotoGPファンにとっては、依然としてエキサイティングなレースであったに違いありません。バレンティーノはこの苦しみのなかでも、ひとつもミスをせずに走り切りました。そしてクラッシュやコースアウトの影響もあって5位まで上がることができたのです。ただ、わずか2ポイント差でランキング4位を逃したことは本当に残念でした」
「マーベリックは午前中のウォームアップ・セッションのなかで転倒してしまったため、短い時間でそのあとの準備を整えなければなりませんでした。それでも、ウォームアップではかなり好感触をつかんでいたのです。ところが決勝になるとまったく違う展開になってしまい、期待したような成績を残すことができませんでした。このように非常に厳しい状況のなかでも、チームが一丸となって全力でプッシュし続けた結果としてチームおよびコンストラクターのランキング2位を獲得。そしてマーベリックはヤマハ1年目にしてランキング3位と本当によく頑張ってくれました。しかしながら、わたしたちはやはり、もっと違う形でシーズンを終えたいと考えていたのです。全力を尽くしたけれども、目標には手が届きませんでした」
「火曜日には早くも2018シーズンが始まります。新しいパーツやシステム、新しいアイディアを試すための絶好のチャンスなので、そのなかで、新たなシーズンに向けて確かな方向性を見いださなければなりません」