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MotoGP ニュース

投稿日: 2016.09.22 21:46

F.C.C. TSR Honda EWC開幕戦ボルドール24時間耐久ロードレース 決勝レポート

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MotoGP | F.C.C. TSR Honda EWC開幕戦ボルドール24時間耐久ロードレース 決勝レポート

 決勝レースは、風が強く肌寒い中でのレースとなった。ル・マン式のスタートで始まった第80回ボルドール24時間耐久レース。渡辺一馬はマシンのスタートで出遅れてしまい、予選4番手ながら、中盤の集団に飲み込まれる形で20番手まで順位を落としてしまった。

 しかし、オープニングラップから積極的に順位を上げ、一馬自身が自分の担当スティント(走行枠)の間に9番手まで順位を回復した。

 今回のライダー交代順は、戦略的に一馬→ダミアン→伊藤の順で進むことになっていた。次のダミアン、そして伊藤も交代して走行を続け、順位を5位まで挽回した。ガス欠で順位を落としていた#7のYAMAHAにかわされて、6位までポジションを落としながらもライダーたちは周回をかさねていく。

 フリー走行から多かった赤旗中断だが、決勝レースでも都合4度のセーフティカーが介入した。最初のSCはルーティンでダミアンが入ってきた直後に赤旗が提示、その間にライダーから不具合が訴えられていた「シフトセンサー」を交換、ライダー交代した伊藤がピットロードエンドで止められてしまい、再開後には10番手まで順位が落ちてしまった。その後のSCカーの介入も乗り切り、6位のまま周回を重ねていく。

 レースは深夜帯に入り、なおも周回を重ねて行く、上位陣のいくつかにトラブルが襲い、順位を落として行く中で、出来るだけ短くしたいピット作業において、フロント・リアのブレーキキャリパー交換などを敢えて行い、着実に完走できる態勢を整えた。

 その上で、最も高い年齢である伊藤の疲労度を考慮し、自ら志願した形で一馬が2スティントを連続して担当することもあった。これは初めて実施、経験することだった。しかし、一馬は400周頃の2スティント=50数周を無難どころか、2分01秒台に入れる着実な走りで務めて見せた。時間は13時間を経過する頃(午前3時から4時)だ。気温は12~13度くらいまで下がり、強い風で体感温度はさらに低く感じる。


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