カタルーニャGP翌日のオフィシャルテストでもロレンソは転倒を喫している。このときもフロントからのスリップダウンで、ハイスピードでの転倒だったため、マシンはグラベルを越えてタイヤバリアの上まで飛び、ロレンソ自身もエアフェンスに当たって止まるほどの衝撃を受けた。幸いにもこのときは骨折はなく、痛みを抱えながらもテストを続行した。

カタルーニャGP後に行われたテストでもロレンソはフロントからのスリップダウンで転倒を喫している
カタルーニャGP後に行われたテストでもロレンソはフロントからのスリップダウンで転倒を喫している

「カタルーニャは今シーズンで最もコンスタントなウイークだった。最終的な結果は、望んだものではなかったが、週末を通じて戦闘的になることができ、テストも含めてマシンの改良が進んだ。アッセンでもそれを繰り返したい」とオランダGPを前に語っていたロレンソ。

 マシンに対するマッチングが進み、攻めたライディングを取り戻したかにも見えたロレンソだったが、プッシュしたときの限界を見極めることがまだ困難なようだ。それがカタルーニャGP、オフィシャルテスト、オランダGPでの転倒の傾向に見てとれる。転倒はいずれもフロントからのスリップダウンで、フロントのフィーリングに悩みを抱えていることは間違いないだろう。

ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)
ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)

 もともとロレンソはコーナリングスピードでタイムを稼ぐタイプゆえ、フロントの信頼感があってこそ速さを発揮できるタイプのライダーだ。自信を持ったときのロレンソは手がつけられないほど速く、MotoGPクラスで3回、グランプリ通算5回のタイトルを獲得した経験を持つ。

 ロレンソは2週連続開催となる次戦のドイツGPも欠場することになり、サマーブレイク明けのチェコGPでの復帰をめざす。

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