決勝ではマルケスがファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)と接戦のトップ争いを制して優勝した。マルケスは終始、クアルタラロの背後について周回を重ねたが、最終ラップの1コーナーでクアルタラロをパス。4コーナーではクアルタラロの逆転を許したものの、8コーナー進入で再びトップに立つと、14コーナーで仕掛けて来たクアルタラロを抑えての優勝だった。

「僕は憤りを秘めていた」とマルケスは決勝レース後に語った。

決勝レースでファビオ・クアルタラロとの接戦を制したマルク・マルケス
決勝レースでファビオ・クアルタラロとの接戦を制したマルク・マルケス

「オーストリア、イギリスと、ここ数戦は最後の最後に負けてしまっていた。昨日のこともあり、別の憤りがあったけど、チームには熱くなるなとアドバイスされていた。正直、今日は優勝しなければならないというレースではなかった。リンスがリタイアし、ドビジオーゾが後方にいたからね」

「今日はあまりチャンピオンシップのことを考えなかった。チャンピオンシップではファビオを大きく引き離しているから、トライする必要はなかったけど、トライしなければ、今晩、落ち着いて眠れないだろう」

 また、Q2のインシデントの後、マルケスは次のようにも語っている。「これは僕の争いではない。僕のバトルはハッキリしている。チャンピオンシップだ」

 2015年のアルゼンチン、オランダ、そして、セパンクラッシュとして知られるマレーシアと、交錯してきたロッシとマルケス。マルケスは2015年にタイトルを逃した教訓を忘れておらず、連覇に向けて集中した姿勢を見せている。

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円