今年5度の勝利を収め、他のどのライダーより多くのレースで勝ったマルケスだが、2015年に得た教訓が今年の新しい保守的なアプローチを貫き通す上で助けになったと言う。
今シーズン行われた15レースの内、マルケスは6度表彰台を獲得し、4位でのフィニッシュが2度、そしてクラッシュを喫したル・マンでさえも13位でゴールしポイントを獲得した。
それとは対照的に、ライバルのロッシは今年4度リタイアでレースを終え、ヤマハのチームメイトであるホルヘ・ロレンソは3度のリタイアを喫した。
「ル・マンではバイクで限界以上にプッシュしようとしてミスを犯してしまった」とマルケスは語った。
「残りのレースでは『OK、手応えを感じない。プッシュしないぞ。フィーリングを感じたらプッシュするんだ』と言い聞かせたよ。難しかったね」
「去年は高い代償を払って『一貫性も大事なのかもしれないな』と学んだんだ」
「そして去年学んだことを今年活かそうとしたが、それでも危険は冒さなければならない」
「プラクティスでは何度も転倒したよ。そしてその中で限界をを見いだそうとした。レース中には限界はどこなのかとか、順位を守ろうとかを意識するようにしたんだ」
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています