2021年からロードレース世界選手権MotoGPのMotoGPクラスにデビューするルーキーライダーたちを紹介。今回はルカ・マリーニ(スカイ・VR46・アビンティア)。
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2020年のMoto2クラスでタイトル争いに加わり、ランキング2位を得たルカ・マリーニ。1997年8月10日にイタリアのウルビーノで生まれたマリーニは、バレンティーノ・ロッシの異父弟に当たる。
マリーニが生まれた1997年に、ロッシは初の世界タイトルとなる125ccクラスのチャンピオンを獲得し、マリーニが物心着くころには、ロッシは最高峰クラスの王者に君臨していた。マリーニが初めてバイクに乗ったのは4歳のとき。そして、2004年、7歳でミニバイクレースにデビュー。イタリア、ヨーロッパ各地のレースで活躍を収めていく。しかし、マリーニ自身、カートや自転車、サッカー、さらにビデオゲームなど、さまざまなことに興味を持っており、二輪のロードレースの道を選んだのは2012年、15歳になったときだった。