「アラゴンにやってくるまではとても厳しいレースが続いていた。チャンピオンシップ終盤戦の中でもここはベストなサーキットだとわかっていたから、走り出しはちょっと熱くなったのかもしれない。金曜日に2度も転倒してしまった。すっかり自信をなくしてしまったよ」

「土曜日はとてもタフな日で、フリー走行3回目ではトップ10以内に入れなかった。だからフリー走行3回目からまた、自信を上げていったんだ。そして予選4番手を獲得した。レースでも、エネアやペッコについていくだけのペースはなかった。それはわかっていたんだ。でも、3位になれたことはチャンピオンシップにとってすごくいい結果だよね。それに、表彰台に戻ってこられてうれしいよ」

「(3位を争った)ブラッド(・ビンダー)はグリッド上でもベストライダーの一人だ。間違いなく今年はベストバイクで走っているわけじゃないのに、彼はいつも強いし、常にバイクの最高のパフォーマンスを引き出すんだ。レース序盤は彼をオーバーテイクするのが難しかった。彼はエネアを追っていたけど、すごかったよ。だから僕は落ち着いて後ろを走り、タイヤのグリップが落ちるのを待った」

「そして最終ラップ、タイヤのパフォーマンスが落ち始めたのを見て、オーバーテイクしようと思ったんだ。同時に、ファビオがリタイアしたこともわかっていたから、ミスはできない。というわけで、レース後半では僕は少しリラックスした。3位はいいボーナスだと思うよ」

「(バスティアニーニとバニャイアが)やっていること、達成していることは容易なことじゃない。一つのことだけじゃないんだ。つまり、彼らはベストバイクを持っているだけじゃないということだ。ペッコもエネアも、非常に高いレベルで走っている。彼らのキャリアの中でも最高のレベルと言ってもいいんじゃないかな」

「それにとても強いバイクがあり、多くの情報を持つ非常に強いチームがいる。これがMotoGPなんだ。ドゥカティ、ペッコ、エネアはすごいことをしている。でも僕たちもいい仕事をしているよ。ペッコとは7ポイント差。アプリリアはすごくいい仕事をしているってことなんだ。すごく誇りに思うし、うれしいよ」

「(今後のタイトル争いについて)僕は信念を失わない。最も厳しい週末となったシルバーストンやオーストリアでさえ、ずっと信じていた。クラッシュせずに15位、10位でもなく終えようと。でも僕は、とても難しいレースをトップ6で終えている。こうしたことがチャンピオンシップで自分を誇りに思うところなんだ」

「今僕は約200ポイント(※アラゴンGP終了時点で194ポイント)を獲得している。これは、よくないときでもいい結果を出せたからだ。だから今は、ただ楽しもうと思う。次のレースでも同じようなレースをしようと思う。簡単なことじゃないのはわかってる。ヨーロッパから離れて全く違うサーキットに行くわけだし、彼ら(バスティアニーニとバニャイア)はとても強い。でも、やってみるよ」

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円