2025年12月3日
プレスリリース
中国で『N6』を発表
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)の中国合弁会社である東風日産乗用車公司(以下、東風日産)は1日、同社初となるプラグインハイブリッドセダンの新型『N6』を発表しました。
同モデルは東風日産独自の新エネルギー車(NEV)技術アーキテクチャーを採用し、1.5リッターエンジンと21.1kWhの大容量LFPバッテリーを搭載しています。グレードは180Air、180Pro、180Max、180Max+、170Max+フラッグシップの5つを用意し、価格は9.99~12.99万元です。商品概要は以下のとおりです。
流線形の美しいデザイン
エクステリアは『風迹美学(風の軌跡をイメージしたデザイン哲学)』の理念を採用し、流麗で有機的なラインが自信と躍動感を表現しています。独創的なLEDライトと風翼型のヘッドランプに加え、立体的な造形のテールランプがその姿をより際立たせます。ボディカラーは中国の自然をテーマにした6色を展開します。
家族でくつろげる快適な室内
インテリアは包み込まれるような温かな空間を目指して設計されました。広範囲にソフト素材を配し、触感にこだわりぬいた独自開発のシート表皮、ゼロホルムアルデヒド認証を取得した内装素材を採用するなど、家族が安心してくつろげる快適な空間を実現しました。そして、前席には最新EVモデルの『N7』同様に、AIにより乗員の体形に合わせてシートを調整する『ゼロプレッシャーシート』を搭載するとともに、後席には新開発の『ゼロプレッシャーソファ』を採用しました。インテリアカラーはアイボリーとブラックの2種類で、ローズゴールドやダークパープルの装飾が細部に高級感を添えています。
経済性を追求した4つの基準
新型『N6』は、新世代プラグインハイブリッドとして、4つの新たな基準を定義しました。ひとつめは2L台/100kmという低燃費性能、ふたつめは20kWh(21.1kWh)を超えるバッテリーによるEV最大航続距離180km、3つめは20分以内で必要分が充電できる急速充電性能、そして4つめは年間のランニングコストを2000元以内に抑えることです。
この4つの基準が、次世代のプラグインハイブリッドに求められる新しい価値を示しています。なお、『N6』は中国一周燃費チャレンジを実施し、28日間で30省を横断、総走行距離1万4000kmを走行して2.9L/100kmという燃費を達成し、ギネス世界記録を更新しました。
スマートコックピットと運転支援技術
新型『N6』は2.5Kの15.6インチ大型ディスプレイと最新の『NISSAN OS』を備えます。搭載されるAI音声アシスタントの『小尼(シャオニー)』は方言対応やカラオケ機能に加え、ユーザーの声を記憶・再現して読み上げる音声複製機能など多彩な機能を備えています。また運転支援機能においては、モメンタ社と共同開発したエンドツーエンド型の統合運転支援システムを搭載しています。高速道路での疲労軽減、通勤での手間削減、駐車でのストレス軽減を実現する『N6』の運転支援技術は、お客さまのドライブを包括的にサポートします。
安全性と品質の担保
『N6』は、高剛性のボディ構造、大型のサイドカーテンエアバックを含む7種類のエアバッグを装備するとともに、16種類の先進安全機能を搭載し、乗員の安全を守ります。加えて、7400項目の試験、5500項目の試作確認、2000以上の品質検査を実施し、徹底した品質管理を行っています。
東風日産は、22年の歴史の中で1600万人のお客さまの信頼に応えながら、内燃機関モデルの『シルフィ』や『ティアナ』から新エネルギー車『N7』まで、時代に合わせてラインアップを進化させてきました。しかし、“家族との時間を大切にする思い”は変わりません。N6は、家族と過ごす毎日をもっと快適にしたい方のために生まれた、東風日産が提案する“もっともファミリーフレンドリー”な新しい選択肢です。


