2017年4月4日
ル・ボーセ・モータースポーツ プレスリリース

嵯峨宏紀が予選Aドライバーセッションでトップタイムをマーク
決勝レースはタイヤの異常磨耗に苦しみ、無念の5位に終わる

スーパー耐久第1戦
4月1日(土)~4月2日(日)
ツインリンクもてぎ 4.801km

 今シーズンはFIA-F4、スーパーFJと併せて挑む、ル・ボーセモータースポーツにとって最高峰カテゴリーである、スーパー耐久シリーズの開幕戦が4月1日(土)、2日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。

 使用するマシンは2シーズンにわたって開発、熟成が進められてきたLEXUSRC350で、「DENSO Le Beausset RC350」としてST-3クラスへのエントリーとなり、起用するドライバーは昨シーズンに続いて嵯峨宏紀、中山雄一、山下健太、そしてFIA-F4にも挑む平木湧也の4人である。

 ただし、今回は中山と山下が同じ週末に行われる、スーパーフォーミュラのテストに参加するため、平木をBドライバーとして登録。日曜日には中山が合流できることもあって、Cドライバーとして登録。早朝のフリー走行が設けられていないため、文字どおりぶっつけ本番となるが、ドライバー全員がこのオフにもてぎではテストを重ねていること、また中山の実力であれば十分対応可能との判断による。

 これまでは5時間レースとして、全クラス混走で争われてきた、もてぎのスーパー耐久だが、今シーズンから2グループに分かれての200分間レースに変更。ST-3クラスはST-XクラスとST-4クラスとともに、日曜日の決勝レースを戦うこととなった。

DENSO Le Beausset RC350は予選でクラス3番手となった
DENSO Le Beausset RC350は予選でクラス3番手となった

予選
4月1日(土)天候/曇りコース状況/セミウエット

 今シーズンにおけるスーパー耐久の大きな変更点として、ワンメイク供給されるタイヤのスペック変更が挙げられる。ライフ重視を最大の狙いとし、コンパウンドや構造が改められた。

 オフに繰り返されたテストでは、低い温度域での走行ではあったが、特性や対処法の確認が入念に行われた。また、この開幕戦に向けてはドアをカーボン製の軽量タイプに交換、実に32kgもの軽量化に成功している。

 そういった新要素に対する最終チェックが金曜日の専有走行で行われ、午前中のセッション1では嵯峨が2分3秒581をマークしてトップ。午後のセッション2では、2番手につけてまずまずの立ち上がりとなった。

 しっかり準備を整えて臨んだ予選ながら、未明に降った雨の影響でAドライバーのセッションは、あいにくのウェットコンディションに。嵯峨はウェットタイヤでの走行になるも、周回を重ねるごと路面状態の向上とも合わせてタイムを縮め続け、最終ラップには2分15秒351を記録してトップに立つ。

 Bドライバーのセッションまでのインターバルで路面は急速に乾いて、一部にウェット部分を残すだけの状況に変化させる。そこで平木にはドライタイヤを走行開始と同時に履かせて、コースに送り出すことに。

 しっかりタイヤグリップのピーク時には全力アタックを行うこともでき、2分4秒638を記録して3番手につけることとなった。そして予選順位を決める合算タイムでは3番手となった。

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