Super Taikyu Series 2021 Round 2
SUGO Super Taikyu 3Hours Race
RACE REPORT
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第2戦SUGO スーパー耐久3時間レース
2021/4/17~18
スポーツランドSUGO(1周3.737km)
Audi Team AS Sport
#505 エヴァRT初号機 アウディR8 LMS GT4(ST-Z)
予選:クラス8位(14台中)
決勝:リタイア
2021年スーパー耐久シリーズ第2戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』が4月17~18日に宮城県スポーツランドSUGOにて行われました。
予選日は雨が降ったものの、決勝日は晴天の中スタートを切りました。8番グリッドからスタートした#505 エヴァRT初号機 アウディR8 LMS GT4は6位までポジションアップすることに成功。その後もトップグループと変わらない好ペースで走行していましたが、ルーティーンピットの直前に周回遅れのマシンと接触。なんとかピットに戻り修復を試みるもダメージは深くまで及んでおり、苦渋の選択ながらチームはリタイア届を提出しレースを終えることになりました。
予選レポート
4月17日(土)SUGOスーパー耐久3時間レースの予選が行われた。アウディR8 LMS GT4はSUGOのコースレイアウトとの相性も良く、チームは前日までのフリー走行で順調にセットアップを進めてきた。予選はウエットコンディションとなり、まずはAドライバーの西村選手がコースイン。1分41秒台を連発し、最終的に1分41秒558がベストタイムとなった。
続いてBドライバー予選ではショウン選手がコースイン。しかし最初に装着したタイヤのフィーリングが好ましくなく、途中タイヤ交換を行った。交換後、1分38秒722をマークするものの満足にアタックするには不十分な時間しかなくセッション終了。まださらなるタイムアップが望めただけに不完全燃焼の予選になった。
続くCドライバー予選では岡本選手、Dドライバー予選では田ヶ原選手がステアリングを握り決勝に向けてのマシンの確認を行った。最終的にAドライバーとBドライバーの合算タイムにより割り出された予選結果はクラス14台中8位となった。予選後もチームは翌日の決勝レースに向けて準備を整えた。
決勝レポート
4月18日(日)決勝日は朝から晴天となりレース日和となった。決勝は8番グリッドからスタートしたショウン選手がオープニングラップからポジションを上げることに成功。さらに4周目にはさらにポジションを上げて6番手に浮上。さらにラップタイムもトップグループと遜色ないペースであり、高い競争力を見せながら周回を重ねていく。
しかし13周目にマシンに一時的に電気トラブルが発生しペースダウン。直ぐに問題は解決し、ペースを元に戻しロスは最小限に抑えた。その後も素晴らしい周回を重ねたショウン選手はドライバーチェンジのためピットインしようとしたその周に、周回遅れのマシンと接触をしてしまう。
ダメージを負いながらもなんとかピットへ帰還し、ダメージ箇所をチェックするも、このまま応急処置程度ではレースを続けることはできない状態であった。
ピットガレージ内へマシンを入れて修復を図る。メカニックの懸命な働きによりスピーディーにパーツを交換していくも、ダメージはかなり深刻でありレースの残り時間中に安全を確保してコースに送りかえすことは不可能と判断せざる得なかった。
チームは苦渋の選択ながらリタイア届を提出する事になり、Rd.2 SUGOを終えた。競争力がありながら接触によりレースを終えてしまったことは非常に残念ではあるが、随所で魅せた速さを武器に次戦富士24時間レースで結果を残すべく、チーム一丸となり準備を整える。
チーム代表コメント 田ヶ原章蔵
「開幕戦から確実に手ごたえを感じとって予選も狙える位置まで来ているなかで、残念ながらレースは惜しくも他車との接触によりリタイアになってしまいました。しかしラップタイムもトップグループに匹敵する収穫もあり、次戦の富士24時間の長丁場ではチャンスはあると思います。応援が本当に力になります、引き続き皆さんの熱い応援宜しくお願い申し上げます!」
チーム監督コメント 澤田栄宏
「ドライバー、メカニックの尽力で徐々にセットが決まってきたなかで挑んだSUGO戦。久しぶりに天候にも恵まれた決勝レースではありましたが接触によりリタイアとなってしまいました。次戦の24時間レースは長丁場になりますのでトラブルやペナルティの無いようにレースに挑み、チーム一丸となって戦って参ります。引き続きご声援よろしくお願いします」
Aドライバーコメント 西村元希
「今回の菅生は、過去最高のリザルトを残せる可能性が十分にあったので、決勝レース序盤でのリタイアは非常に残念でした。自分自身も、決勝レースは走行できなくて悔しい思いをしましたが、チームとしては、レースウイークを通して、マシンセッティングの改善も進み戦闘力も上がってきたと思うので、気持ちを切り替えて、次戦の富士24時間耐久レースに挑もうと思います」
Bドライバーコメント ショウン・トン
「我々はもてぎからマシンをさらに改良し、競争力を高めました。チームのモチベーションも高まり、各レースに向けて一緒に努力できていることをとてもうれしく思います。週末通して初めてのウエットコンディションとなった予選は理想的ではありませんでした。しかし、レース中、特にロングランではクルマのパフォーマンスが向上すると確信していました」
「残念ながら決勝レース中、電気的なトラブルにあってしまい、6位から最後尾まで落ちました。ゆっくりとペースを上げて回復しましたが、その後バックマーカーの事故に巻き込まれ、DNFとなってしまいました。DNFを別とすれば、全体的に素晴らしい流れの週末だったと思います。富士24時間に繋がるペースを見せることができたので、チーム一丸となって富士24時間レースで最高のフィニッシュを目指します」