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F1ドライバー

F1 | 角田裕毅(Yuki Tsunoda) 2024年

角田裕毅(Yuki Tsunoda)

日本 / ビザ・キャッシュアップRB F1チーム /

ゼッケンNo. :22

●国籍:日本
●生年月日:2000年5月11日(23歳)
●身長/体重:160㎝/53㎏

角田裕毅ニュースまとめ

2022年成績
●出走:21回
●優勝:0回
●表彰台:0回
●入賞:6回
●完走:20回
●PP:0回
●ドライバーズランキング:14位/17ポイント

通算成績
●F1デビュー:2021年
●在籍チーム:アルファタウリ(2021年〜23年)→レーシング・ブルズ(2024年)
●出走:66回
●優勝:0回
●PP:0回
●表彰台:0回
●ドライバーズ選手権最上位:14位(2021年/アルファタウリ・ホンダ)

■角田裕毅 プロフィール

 4歳でレースキャリアをスタートさせ、5歳の時にはキッズクラスのレーシングカートでシリーズ王座に輝いた実績を持つ。16歳まで続けたカート人生ではつねにトップランカーとして成績を残し続けた。

 カートキャリアの最終年となった2016年は四輪にもデビュー。この年はスーパーFJ日本一決定戦で優勝し、スポット参戦したFIA-F4の鈴鹿ラウンドでは2位フィニッシュし史上最年少の表彰台を獲得した。

 17年はJAF-F4東日本シリーズとFIA-F4にフル参戦。JAF-F4では全6戦中5戦をポール・トゥ・ウインで勝利しシリーズ王者を獲得、並びに日本一決定戦で優勝するなど非凡な速さを見せつけた。

 14戦で行われたFIA-F4では第2戦岡山で史上最年少となる優勝を含めシーズン3勝、4ポールポジションを記録するもシーズン成績は3位でデビューイヤーのチャンピオン獲得はならず。なおこの頃から角田の名前がレース界隈に広がっていく。

 18年はホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一員となり、JAF-F4を卒業しFIA-F4のみに注力する。周囲からはシリーズ王者の大本命と見られていた角田だったが開幕戦ではポール発進するも接触により優勝を逃すことに。

 しかし第2戦ではポール・トゥ・ウインを飾り、勢いに乗った角田はそのまま5連勝。シーズン中盤は連勝が止まるも手堅く表彰台を獲得し、最終的にはシーズン7勝、ポールポジションは9回を数えシリーズチャンピオンに輝いた。

 これはHFDPドライバーにとっても初の快挙となり、翌年のFIA-F3へのステップアップが確定した。F4シーズンの途中にはレッドブル側からF3マシンのテスト機会を与えられ、シーズンオフにはレッドブル・ジュニア・チームの一員に加わった。レッドブルの育成組織に採用された日本人は黒田吉隆以来で角田がふたり目となった。

 19年は初の海外舞台となるFIA-F3にイェンツァー・モータースポーツから参戦。シーズン序盤はマシンやレースへの習熟に時間を費やすも、第6戦ベルギーで初表彰台、第7戦イタリアではお家芸とも言える追い抜きを披露しレース1で3位、レース2では初優勝を飾った。

 非力チームと評されていたイェンツァーでの勝利は業界関係者を中心に大きな話題となり、現在も語り草となっている。この年は1回の優勝を含む3度の表彰台を獲得しシリーズ9位、またチームポイントをひとりで稼ぎ出した。

 好走が評価された角田はFIA-F3を1年で卒業し20年はFIA-F2にステップアップ、かつてランド・ノリスも所属したカーリンから参戦することに。開幕戦オーストリアの練習走行ではいきなりトップタイムを記録、第2戦オーストリアではポール・ポジションとレース1で2位表彰台を獲得、第5戦イギリスのレース2で初優勝する。

 シーズン中にはメンタルトレーニングを取り入れ、自己省察能力を磨いた。おかげで同じ失敗を2度するシーンは見られず成長速度の速さと落ち着いたレース運びが特徴的だった。最終的にシーズン通算でポールが4回、3勝を含む7度の表彰台を獲得しシリーズ成績は堂々の3位。これはルーキー最高位であり、FIA-F2の新人賞であるアントワーヌ・ユベール賞、さらにFIAの年間最優秀新人賞をも受賞している。

 F2シーズン途中の11月中ばには、アルファタウリ・ホンダからイモラでプライベートテストに参加。角田の速さと成長速度はレッドブルのドライバー採用権限を持つヘルムート・マルコ博士を唸らせ、加えてレッドブル・ジュニアでF1昇格条件を満たすドライバーが角田のみであること、ダニール・クビアトが不振、という様々な要因が重なり、12月16日に同チームから21年シーズンのレギュラー参戦が発表された。

 ちなみにプライベートテスト終了後には各スタッフやコースマーシャルに直接お礼を伝えた紳士さと、加えて童顔なその容姿が感動と父性本能をくすぐったそうだ。

 日本人ドライバーのF1レギュラー参戦は7年ぶり。FIA-F3、FIA-F2に改定された現行のシステムを最短で突破し、最初に誕生したF1ドライバーとなった。21年シーズンのF1において2000年生まれのドライバーは角田のみで、最年少となる。

 カーナンバーは当初11を希望した。これは自身がレースデビューした際の番号で、また誕生日に由来する。しかしセルジオ・ペレスが既に使用していたため、1+1という理由から22を選択した。

 いよいよ迎えたデビューシーズンは、プレシーズンテストで総合2番手タイムを記録するなど開幕前から速さを見せた。開幕戦では日本人F1ドライバーとして初となるデビュー戦での入賞を記録。シーズン前半は僚友ピエール・ガスリーを意識するあまり何度かクラッシュも経験したが、シーズン後半に入るとアプローチを変えたことが功を奏して安定した走りができるようになった。最終戦アブダビGPでは予選で初めてガスリーを上回り、決勝で4位に入賞。ランキング14位でデビューシーズンを終えた。

 2年目となった2022年は、開幕戦で8位に入賞と好スタートを切った。ところが第2戦では予選でトラブルが発生してタイムを出せず、決勝ではレースをスタートすることができなかった。その後もマシンのパフォーマンスが振るわず、この年は苦戦の1年となった。シーズン前半はエミリア・ロマーニャ、スペインで入賞するが、その後の入賞はアメリカでの1回のみ。入賞回数、獲得ポイント数で前年を下回る結果に終わった。

 2023年もアルファタウリもマシンパフォーマンスは低かった。角田はオーストラリア、アゼルバイジャンで連続入賞を記録するが、前半戦の入賞はベルギーを含め3回にとどまった。イタリアではスタート前にマシンが止まり、シンガポールではスタート直後の接触の影響でリタイアと、パフォーマンス以外の部分で足を引っ張られることも。しかしアルファタウリがシーズン後半になって行ったアップデートが功を奏し、終盤はマシンパフォーマンスが改善。アブダビの予選では自己最高グリッドとなる6番手を獲得し、決勝レースでは初のリードラップも記録。コンストラクターズ選手権ではわずかにウイリアムズに届かなかったものの、この年限りでチームを去るトスト代表を笑顔にさせた。

公式サイト:
https://www.yukitsunoda.com/
Instagram:
https://www.instagram.com/yukitsunoda0511/
Twitter:

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