元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子のマックスがF1史上最年少ウイナーとなれた要因は、彼がクルマに乗っているときも乗っていないときも一貫して示してきた「冷静な態度」にあると考えている。
メルセデスのドライバー、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの1周目のクラッシュに加えて、2ストップ戦略を完璧に実行してみせたこともあって、マックス・フェルスタッペンは18歳と227日でスペインGPを制し、史上最年少F1優勝者として歴史に名を刻んだ。
マックスにとってはレッドブルでのデビューレースであり、たった10日前にトロロッソから昇格したばかりだったことを考えると、この夢のようなストーリーは、いっそう輝きを増して見える。
「ここ2週間でいろいろなことが起きたが、何よりも重要なのは、マックスがすべての出来事にうまく対処できたことだ」と、フェルスタッペンの父は言う。
「トップチームでトップレベルのクルマをドライブできるという興奮を感じながら、マックスは多くのハードワークを重ねた。あの子はとても適応能力が高く、今回あらためて証明してみせた。いつでも冷静で、何をすべきか、しっかりと理解している。なぜなら、これが彼の人生そのものだからだ。生まれてこのかた、ずっとレースをしてきたようなものだから、それがごく普通のことになっている」