リバーサイド・コース、いまやカナダGPはクラシックなサーキットだ。1978年から数えて37回目、部分的に7度改修されてきたが狭くて壁が近いシケイン、高い縁石、U字ヘアピン、1km超ストレートのレイアウト。ファンならコーナーを暗記できているだろう。

 いちばんの特徴はコース真正面にスタンドがあることだ。ドライバーたちは観客めがけて突っ込んでいく。最初の1〜2コーナー、奥の10コーナー・ヘアピンではF1と“対峙”する目線で見ることができる。金曜からスタンドがにぎわうジル・ビルヌーブ・サーキット。理由は、そこにあると思う。逆に言えば、コース上の彼らは満員のスタンドを意識し、思い切りブレーキングでいいところを見せようと突っ込む。僕らはブレーキロックするかしないかを見極める。巧いものには声援を、ミスったものには歓声を、いつもコースサイドがざわついているのがカナダだ。

 勝率とポールポジション獲得率は50%(!)。ルイス・ハミルトンこそ絶対本命にふさわしい。8戦で4回獲っている(ちなみにミハエル・シューマッハー7勝がレコードで、フランスGP最多8勝に次ぐ自己ベスト2位)。ハミルトンは2007年に、ここで初ポール・トゥ・ウインを決めてから9年間(2009年は開催なし)にポールポジション4回、4勝を挙げている。

 カナダGPと言えばセーフティカー出動や天候変化、事故クラッシュ、失格騒動など「サスペンス劇場」のようなレースが多い。ここで初めて勝てた者が直近8年に3人もいる。2014年に初勝利を挙げたのがダニエル・リカルドだ。そんな荒れるゲームでこそ強かったシューマッハー、いま強いのはハミルトン。ふたりには共通するところがある。

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池永百合いけながゆり
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