アゼルバイジャンのバクーで開催されたGP2の決勝レース2で、松下信治は3番手からスタートしてリタイアとなった。チャンピオンを目指す松下にとって、それ以上に痛かったのはレース後に審議委員会が下したペナルティだ。セーフティカー明けの再スタート時に混乱を招いたとして、1ラウンドの出場停止処分。今週末F1オーストリアGPと併催される、レッドブルリンクは欠場となってしまった。

 ペナルティの対象となったのは、合計3度の導入となったセーフティカーが退去して、再スタート時のドライビングだった。1回目はセーフティカーを抜き、2回目は再スタート直前に減速。3回目はラファエル・マルチェッロと接触。

 実際どのような状況だったのか、振り返ってみよう。まずは、セーフティカーに追いついてしまった場面から。バクー・シティ・サーキットのメインストレートは、事実上16コーナーから始まる超ロングストレートである。メインストレートで、これを超える長さのサーキットはない。そのためセーフティカー解除後の再スタートは危険だという声が挙がっていた。セーフティカーとレーシングカーの速度が違いすぎるため、ピットインするセーフティカーとの距離をどれくらいとって再スタートを切るのがベストなのか判断が難しいためだ。これは「DRSを利用する場合も同様だった」と、松下自身が決勝レース1のあとに語っていた。

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