エステバン・オコンがフォース・インディアF1を離脱し、セルジオ・ペレスはチームでともに過ごした期間、彼とは折り合いが悪かったことを認めた。
2017年シーズン、チームメイトとしてコンビを組んだ初めてのシーズンにおいて、ふたりは頻繁に同士討ちをしていた。アゼルバイジャンGPとベルギーGPにおける2度の同士討ちの代償は高く、チームは彼らにチームオーダーを課すことを余儀なくされた。
2018年はあからさまな敵意が見られることはなかったが、摩擦が見られた瞬間は確かにあり、シンガポールGPでは接触があった。チーム上層部は、両者が状況を解決できないのなら干渉すると再度警告を発していた。
最終的には経験豊富なペレスがドライバーズ選手権で62ポイントを獲得し、オコンの49ポイントを上回る結果となっている。
しかし、より重要なのはペレスが2019年に新たな名前を冠する、レーシング・ポイントF1チームのシートを確保したことだ。一方のオコンはランス・ストロールにシートを奪われ、1年間はF1から離れざるを得なくなった。
ペレスはオコンの離脱を残念に思ってはいないようだ。
「正直なところ、最高に素晴らしい関係というわけではなかった」とペレスは元チームメイトとの関係について語った。
「レース以外で一緒の時間を過ごすことはほとんどなかったし、とても淡々とした関係だった。過去のチームメイトたちとは、レース外での関係がもっとあったんだよ」
「レースとレース外でのことを分けられないドライバーもいる。人それぞれということだね」
ペレスは将来オコンと友人になることは可能だと考えている。今やオコンは同じチームで彼とレースをしていないからだ。ペレスは、オコンの前にチームメイトだったニコ・ヒュルケンベルグも同様だったと話す。
「以前、ヒュルケンベルグのときにも同じ経験をしたよ。いつだって難しいことなんだ。僕たちの競争は激しく、チームメイトでなくなると、突如として関係が少し良くなったりする。状況によるね」