レッドブル・ホンダF1チームのマックス・フェルスタッペンは、ここまでの12戦を振り返り、とてもいいシーズン前半戦を過ごしたと述べ、2019年後半戦にさらに勝利を挙げたいと意気込んでいる。
12戦でフェルスタッペンはすべてトップ5以上に入り、優勝2回、2位1回を挙げて181点を獲得、ドライバーズランキング3位の座についている。
「とても好調だけど、いつだってもっとうまくやれる余地はあるものだ」とフェルスタッペンはチームのインタビューにおいて語った。
「ほとんどのレースで最大限のリザルトを引き出せたと思うし、マシンにも満足できた。でももちろんこれからもっと勝ちたいと思っている」
「シーズン序盤は、マシンの面で思っていたよりも苦労した。でもこうして2回勝つことができたのでよかったよ。チームはマシンを向上させてきたし、ホンダの方もエンジンを向上させたと思う」
オーストリアでの今季初優勝は、レッドブルの地元であったこと、ホンダにとって2006年以来の優勝であったことから、レッドブル・ホンダ全体にとってここまでで最大のハイライトといえるだろう。
「何よりホンダのことを考えるとこの優勝はうれしかった。優勝は毎回うれしいものではあるけれど、彼らにとっては特に感慨深いものだった。それが僕らのホーム、オーストリアで実現したのだから、なおさらうれしい気持ちになったよ」
今季2勝目を挙げたホッケンハイムのレースについて、フェルスタッペンはチームワークが勝利のカギになったと語った。
「本当に難しいレースだった。コンディションが変化し続け、ミスが出やすい状況だった。でも僕らチームはとてもうまく対応したと思う」
「コミュニケーションもピットストップもうまくやり、集中を切らさなかった。それが一番重要だった。正しい戦略を選び、コミュニケーションをうまくとって、正しいタイミングで正しいタイヤを履いたんだ。スリックタイヤを装着してトップを走行している時の僕をオーバーテイクするのは難しかったと思う」
「ピットストップ(の速さ)はとても重要だった。あれほど困難な状況で(ピットストップタイムの)記録を更新したなんて、すごいことだ」