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F1 ニュース

投稿日: 2019.09.06 11:07
更新日: 2019.10.27 04:36

F1イタリアGP木曜会見:スパの初優勝で自信にあふれるルクレール、「5年後まで、ここで走るつもりさ」

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F1 | F1イタリアGP木曜会見:スパの初優勝で自信にあふれるルクレール、「5年後まで、ここで走るつもりさ」

 7月に開催されたF1第10戦イギリスGPと同様、伝統の一戦である第14戦イタリアGPが、グランプリ開幕直前に「2024年まで5年間の延長」が発表された。木曜日のFIA会見は、それに関する質問からスタートした。会見に出席したのは、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そしてフェラーリのふたりを加えた合計5人。

 まずはフェラーリ・ドライバーのふたりから。セバスチャン・ベッテルは「すごくうれしいね」と言った後、「僕が5年後までここにいるかどうかわからないけど……」と、ちょっと意味深な発言。もちろん、その後、次のようにしっかりとフォローした。

「フェラーリにとって、イタリアGPがいかに重要な一戦かは、説明するまでもない。個人的にもイタリアGPにはたくさんの思い出がある。2008年にここで初優勝したこととかね。その後、イタリア人にとっては、あまりいい思い出がここにはないけど、今週末はきっといい思い出になると信じている」

 チームメートのシャルル・ルクレールも、もちろん「とてもハッピー」と5年間の延長を喜んでいたが、ベッテルとちょっと違うのは、その後に発した自分の進退についてのコメントだ。

「フェラーリ・ドライバーとしてここで走るのは特別。もちろん、5年後まで、ここで走るつもりさ」

 イタリア人ドライバーのジョビナッツィも「フェラーリ・ドライバーだけでなく、イタリア人ドライバーとイタリアのレースファンにとっても重要な決定だ」と契約延長を歓迎。

 そのジョビナッツィは、今年ただひとりのイタリア人F1ドライバーで、イタリア人が母国グランプリを走るのは2011年のヤルノ・トゥルーリ、ビタントニオ・リウッツィ以来、8年ぶりのこととなった。その理由を尋ねられたジョビナッツィは、次のように語った。

「カートには、若くていいドライバーがたくさんいるけど、そこからステップアップするには、多額の費用がかかるため、なかなかフォーミュラ4へ進むことができないように思う。すでにカートもかなり高価になっている。それが8年間、F1でイタリア人ドライバーが不在だった理由だと思う」

「僕には幸運にも(リカルド・)ゲラエル(現在F2に参戦しているインドネシア人ドライバーのショーン・ゲラエルの父親)が、GP2時代に僕をサポートしてくれた。彼には本当に感謝しているよ」

■難しい状況の中、ベルギーGPで入賞を果たしたピエール・ガスリー


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