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F1 ニュース

投稿日: 2019.09.13 07:35
更新日: 2019.09.11 20:43

フェラーリの強みを活かし、孤軍奮闘の“1対2バトル”を制したルクレール【今宮純のベルギー&イタリアGP採点】

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F1 | フェラーリの強みを活かし、孤軍奮闘の“1対2バトル”を制したルクレール【今宮純のベルギー&イタリアGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回は第13戦ベルギーGP&第14戦イタリアGP編だ。

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☆ アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
 ベルギーGP:18位/イタリアGP:9位

2019年F1第14戦イタリアGP アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
2019年F1第14戦イタリアGP アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)

 ベルギーGPのスパ(フランコルシャン)で最終盤にクラッシュ、その償いをモンツァで果たした。今年、アルファロメオ復活で母国イタリアは期待感が高まり、スタンドにも“アルファカラー”のファンが増えた。しかし頼みのライコネンは予選のクラッシュで始まり、決勝のタイヤ取り付けミスによるペナルティもあって「最低の週末」と自己総括(?)。それだけに“アルフィスタ(アルファ愛好家)”を喜ばせたジョビナッツイ9位入賞に、ひとつ星を与えたい。たとえれば、日本GPで日本人が入賞したことと状況は同じなのだから。

☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
ベルギーGP:15位/イタリアGP:14位

2019年F1第13戦ベルギーGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1第13戦ベルギーGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 気付いた方もいるだろうか。イタリアGPモンツァの終盤、ラッセルとフェラーリのセバスチャン・ベッテルが後方で周回遅れの接近戦。41周目にタイヤ交換したベッテルに52周目にかわされたが、1.483秒差の14位。ちなみに後ろは15位キミ・ライコネン、奇しくも昨年のフェラーリコンビと“サンドイッチ・ラン”。いまのウイリアムズで……。

☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
ベルギーGP:リタイア/イタリアGP:8位

2019年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は後方から追い上げ8位入賞
2019年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は後方から追い上げ8位入賞

 ちょっとおかしい。トップ5フィニッシュを21戦つづけていたのがベルギーGPで止まった。スタートで遅れると1コーナーで接触、オールージュでクラッシュ。

 モンツァではスペック4搭載のペナルティにより19番手から今度は1コーナーでセルジオ・ペレスに追突。2戦つづきで“見切り”を誤るのは珍しい。最近スタートダッシュに神経質になっていることと、何か関係性があるのだろうか。単独走行ペースは上位勢と同レベルだったが、ペレスに仕掛けなかったのは今後に備えホンダPUをセーブしたと思える。


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