マクラーレン・レーシングのCEOザック・ブラウンは、2020年型F1マシン『MCL35』の発表会において、今シーズンの現実的な目標はF1コンストラクターズ選手権4位を死守することであり、それは簡単なことではないと語った。
2月13日、マクラーレンチームは本拠マクラーレン・テクノロジーセンターで『MCL35』の発表会を開催、主要メンバーが出席し、ニューマシンを披露した。
2019年にランキング4位を獲得、マクラーレンは長い低迷の時期から抜け出しつつある。しかし、現状に満足することなく努力を続けることが重要だと、マクラーレンF1チーム代表のアンドレアス・ザイドルは語っている。
「チームの全員にとって重要な瞬間を迎えた。全スタッフが何カ月にもわたってハードワークに取り組んできたが、正式発表に先立ち、昨夜、彼らはMCL35を初めて目にした」とザイドル。
「MCL35をプレシーズンテストでコースデビューさせるため、このシーズンオフの間、チームメンバー全員が、マシンの設計、エンジニアリング、製造に膨大な時間とエネルギーを注いでいる」
「カルロス(・サインツJr.)とランド(・ノリス)は昨シーズン、気概と強い決意を示した。テストと来るシーズンへの準備のため、彼らは懸命に作業にあたっている。ふたりは我々チームでの1年目を非常にポジティブな形で過ごした。我々はそれを基盤にさらなる前進を目指していく」
「我々の旅路は今日、新たな段階を迎えた。タフなシーズンに臨むにあたり、現状に満足してしまわないことが重要だ。F1では容易に達成できることは何もない。中団でのトップ争いは非常に激しいものになるだろう。6日間のテストで新シーズンへの備えをしなければならない。カルロス、ランド、マクラーレン・テクノロジーセンターおよびサーキットで働くメンバー全員が、チャレンジする準備を整えている。今年も攻めていこう」