マクラーレン・レーシングCEOブラウンも、2020年シーズンを通してチームがさらに前進していくことを目指すと述べた。
「チームの全員を誇りに思う。昨シーズン、目指していたことを達成することができた。熾烈な戦いのなかで、コンストラクターズ選手権4位を勝ち取ったのだ」とブラウン。
「コース上のパフォーマンスは向上しつつあり、チームは新たなエネルギーを得た。それによって大切なパートナーファミリー、世界中のファン層を増やすことができた。今シーズンも厳しい戦いに臨むことになるだろうが、それを楽しみにしている」
「レースを楽しむ一方で、慎重さと集中力を保ち、マクラーレンの全員が恐れることなく前進し続けていく」

マクラーレンは昨年大きく進歩したものの、今年、ビッグ3であるメルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダと戦えると考えるのは楽観的すぎると、ブラウンは示唆した。
「現実的に考えると、今年は3位には手が届かないと思う」とブラウンは、Sky Sports Newsに対してコメントした。
「もちろん何が起こるか分からないし、トライしていくが、(トップ3との)ギャップは非常に大きい」
「現実的に考える必要がある。前とのギャップを縮めていきたい。何よりもまずやるべきなのは、後退しないことだ。そしてそれ自体が簡単なことではない。中団のライバルたちはとても手ごわいからね。今の状況に非常に満足してはいるが、先は長い」
現実的なライバルは、昨年ランキング5位の、同じパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するルノーということになる。
「彼らは今年、かなり手ごわいライバルになるだろう。別の(中団)チームもそうだ。我々は昨年よりもさらに向上していく必要がある。ルノーのふたりのドライバーは非常に優秀だ。彼らに勝つのは簡単ではない。そして、ランキング6位、7位、8位だったチームも、4番手のチームになる力を持っている」