F1第4戦イギリスGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションから決勝レースをスタートしたハミルトンは、終始レースをリードする。
このままハミルトンの独走かと思われたが、最終ラップのターン9でまさかのパンクに見舞われてしまう。2番手を走行するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とは約30秒の差があったが、ハミルトンはスロー走行のためギャップはみるみる縮まっていく。
しかし、タイヤがパンクしながらもハミルトンはフィニッシュラインまでなんとかマシンを運び、トップでチェッカーフラッグを受ける。最終的に2位のフェルスタッペンとは5.856秒差だった。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのはレッドブル・ホンダのフェルスタッペンだ。レース終盤3番手を走行していたフェルスタッペンは、2番手のバルテリ・ボッタスがパンクによって緊急ピットインを行うと2番手に浮上する。
フェルスタッペンはその後、後方とは十分なギャップがあるためフリーピットストップを敢行し、ファステストラップを狙いに行く。しかし、ファイナルラップに首位ハミルトンがパンクに見舞われたため、フェルスタッペンはハミルトンを猛追。結果的には2位フィニッシュとなってしまったが、52周目に1分27秒097というファステストラップを記録した。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのは、アントニオ・ジョビナッツィのアルファロメオ。2位には同タイムでハミルトンのメルセデスが並び、ピットストップタイムに定評のあるレッドブル・ホンダがイギリスGPでは3、4番手に続いている。