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F1 ニュース

投稿日: 2021.02.25 17:22
更新日: 2021.02.25 20:29

【インタビュー】シート喪失の落胆から立ち上がったアルボン「グリッド上の誰よりも、僕はF1でもう一度レースがしたい」

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F1 | 【インタビュー】シート喪失の落胆から立ち上がったアルボン「グリッド上の誰よりも、僕はF1でもう一度レースがしたい」

 2020年限りでレッドブルのレースシートを失ったアレクサンダー・アルボン。2021年はチームのテスト兼リザーブドライバーを務めると同時に、DTMドイツ・ツーリングカー選手権にアルファタウリカラーのフェラーリ488 GT3で参戦する。マシンが大きく変わる来季に向けて、技術フィードバックに優れる彼の開発能力への期待は大きいはずだ。

 今回アルボンは、各国ジャーナリストとのリモート囲み取材に応じてくれた。「(シート喪失に)一時はひどくガッカリした」と語るアルボンだが、同時に「必ず戻ってくる」と繰り返してもいた。あの人懐こい笑顔も、健在だった。

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──アレックス、こんにちは。元気ですか。

アレクサンダー・アルボン(以下、アルボン):ありがとう。元気でやっていますよ。

──去年の暮れに自分のSNSでも少し言及していましたが、レッドブルのレースシートを失った時は、やはり落胆が大きかったでしょうね。

アルボン:それはやっぱり、一時はひどくガッカリしたよ。F1ドライバーになることは、子供の時からの夢だったしね。

──今もその思いは、引きずっていますか?

アルボン:完全に払拭できたというのは、ちょっと言い過ぎかもしれない。でも後悔してもどうにもならないことだったし、立ち直らなきゃいけないのはわかっていた。今の状況を挽回するために、できることは何でもしよう。そう思えるようになるのに、そんなに時間はかからなかったね。

メディアのリモート取材に応じたアレクサンダー・アルボン
メディアのリモート取材に応じたアレクサンダー・アルボン

──レースシートを取り返すことに集中するのですね。

アルボン:そう。僕の目標は、来季のレースシートに戻ることだ。もちろん今年何かが起きても、すぐに対応できる準備もするつもりだ。新型コロナウイルスのこともあるから、何が起きるかわからないしね。

──オフの冬は具体的にどんなことをしていたのですか?

アルボン:今言ったような準備を整えるために、できるだけのことをした。具体的にはトレーニングと、シミュレーターかな。うまくいけば今後、数日間は実車を走らせられるかもしれない。タイヤテストとかでね。

シルバーストンで行われたフィルミングデーにおいて、2019年型マシン『RB15』をドライブしたアレクサンダー・アルボン
シルバーストンで行われたフィルミングデーにおいて、2019年型マシン『RB15』をドライブしたアレクサンダー・アルボン

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