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投稿日: 2022.02.28 14:00
更新日: 2022.02.28 13:56

【動画】レッドブル新車発表の舞台裏:今年最初のビッグイベントにスタッフ総出で協力


 2月9日に2022年型マシン『RB18』を発表したレッドブル。チームは、世界中に配信された新車発表会の制作風景を動画で公開した。

 シーズンの開幕を告げる新車発表会は、チームにとって最初のビッグイベント。世界中のファンからの注目が集まるこの舞台では、単にマシンを公開するだけでは済まされない。「この新車発表会はファンのためのものなんだ」というチーム代表クリスチャン・ホーナーの言葉通り、見る人の期待感を高めるような華やかなショーアップが必要なのだ。

 今回の動画では最初に、新車発表会のオープニング映像の撮影風景が記録されている。マックス・フェルスタッペンがイベントの開始時間ギリギリに2011年型マシン『RB7』に乗って登場する、というのがそのストーリーだ。

 この映像はわずか2分程度のものだが、その撮影にはレッドブルのスタッフが総出で協力し、外部のプロダクションが制作を担当した。これだけを見てもチームがこのイベントに掛ける意気込みが伝わってくるだろう。

 今年のレッドブルの新車発表ではもう一つ注目の演出があった。それはついに『RB18』が発表されるときのこと。マシンの表面にファンからのメッセージが浮かび上がると、ノーズに描かれたマックス・フェルスタッペンのカーナンバー『33』がセルジオ・ペレスの『11』を経てチャンピオンナンバー『1』へと変化したのだ。

 実はこれはCGではなく、実際のマシンにプロジェクション・マッピングで投影したもの。グラミー賞の授賞式にも関わった経歴を持つジェイソン・マリングスをして、「曲面が多いマシンへの投影は複雑なチャレンジ」だったというが、こうしたプロたちの仕事の末に発表会は作り上げられていく。

 そしてついにドライバーふたりやチーム代表のホーナーも含めた撮影が始まった。チームの本拠地レッドブル・テクノロジー・キャンパスに2日半で作られたというセットは、さながらテレビスタジオのよう。3人はウィンターブレイク明けの久々の再会を喜ぶと、30分の新車発表会で使用する様々な動画素材の撮影に加わった。

 司会を務めたTVタレントのティム・ワーウッドが「僕が出演した仕事の中で最もスムーズだった」という撮影は順調に進み、ついにクランクアップ。ペレスが「(撮影が)終わってしまうのが残念だ」と言うと、フェルスタッペンも「もう1日やりたいね。明日はどうだろう?」とジョークを飛ばし、ドライバーたちも満足の新車発表会となったようだ。


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