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モタスポブログ

2016.10.02

Shots!──灼熱のマレーシアで燃えるルノー:熱田カメラマンブログ@マレーシア2回目


モタスポブログ | Shots!──灼熱のマレーシアで燃えるルノー:熱田カメラマンブログ@マレーシア2回目

「よし、長谷川さんに聞いてみよう!マレーシア編」

■長谷川さんは2015年の大変なスタートから2016年リーダに変わってから、ここまで素晴らしい進歩をしていると思いますが、終盤に入り、ご自身、ホンダのメンバーはこれまでの結果は予想以上 or もっとやれた では、どちらでしょうか?(ペンネーム:Onちゃん)

「ん〜〜〜ん、真ん中くらいですかね」

ということは予想どうりということですか?

「そうですね、結果論としてほぼ予想どうりですかね」「ただそれを目指していたわけではないですし、満足しているわけでもないですからね・・・そうですね・・・そういう意味では思ったより苦戦していますかね、もうちょっといくかと思ってましたね」

他のメーカーの上がり幅が大きかったということですかね?

「特にメルセデスが想定以上に強かったですね、中でもフォースインディアですね、ウイリアムズも前半速かったですし」

■もうすぐホームグランプリの鈴鹿ですが、やはり鈴鹿は特別な思い/緊張感はあるのでしょうか?
鈴鹿はファンの期待、来年に向けた今年の集大成など色々な目に見えるもの、あるいは見えない色々なものを感じる場所なのでしょうか?

「もちろん、鈴鹿は我々にとって特別な場所です。僕個人にとっても特別です。なんとか実力を発揮していい成績がとれるといいと思います」

今回のフェルナンドが金曜日走ったPUで鈴鹿を走るということですか?

「そうですね、フェルナンドはそうなります」

■今シーズンのPUはターボやコンプレッサーを大型化したということですが、重心や重量はどのように変化したのでしょうか?素人考えでは悪影響も少なからずあると思うのですが……(ペンネーム:だいこんおろし)

「数値は申し上げられませんが、もちろん影響はあると思います、ただその分パワーが上がっているのでアップデートした効果の方が圧倒的に大きいと思いますし、今季一番進歩したのがその部分だと思います!」

「確かにパッケージは多少犠牲にしたかもしれませんが間違いなく、タイムを縮めるという役に立っています」

■さくらファクトリでは常に新しい技術が多数生み出されていますが、それを実践で投入するホンダ側の判断はどのように決まるのですか?(技術者は自信を持って提案するが使用するには限られた制限があると思います。最後は長谷川さんの判断ですか?)(34歳:男性)

「最終的な判断は私にありますが、もちろん技術者の判断を尊重しますので・・・レースの場合はそんなに採用、不採用の判断は難しくないんですよ!」
と言いますと?

「要は、パフォーマンスが上がって信頼性があり、時間的に間に合えば入れますから!例えば、お金がかかるからやらないという決断は、ほとんどあり得ないですから!そういう意味では量産車の判断より全然やりやすいです。期日に間に合わせるというのが一番難しいですね」

「そのパーツを政治的に入れる入れないという判断はまずあり得ないです」
へ〜〜〜ホンダらしくてかっこいい話ですね!

「技術者のこれだけ良くなりました!これならいけますというものがあれば、ほぼ100%採用となりますね!」
ということは、先ほど話があった、ターボとコンプレッサーがまさにそうなんですね!

「そうです、カナダに投入したんですが、本当はその前のモナコに用意はできていたんですが、コースのレイアウトでモナコに投入しても効果はあまりないのであれば意味がないので、入れてもラップタイムのアップにはならないのであればカナダからという客観的な判断ができるわけです」

「例えば、ターボの大型化という方向性を決めていくのが難しいですね、もう何万というスペックの組み合わせがありますから・・・」

さて、次回の「よし、長谷川さんに聞いてみよう!」は日本グランプリ!
前回お知らせした、非売品PUステッカーの獲得目指してたくさんの応募をお待ちしてますよ!
応募方法は下記の要領です。
《熱田カメラマンが直撃、ホンダF1についての質問を募集します》

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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography


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