迎えた日曜現地11時開始のレース1では、オープニングラップから複数の波乱が発生。ロッソと4番手争いを展開した開幕勝者ラファエル・レイス(W2プロGP/クプラ・レオンVZ TCR)は、濃紺のカローラをターン1のグラスエリアに追い出す格好となり、この動きにより5秒加算ペナルティを背負いながらの勝負に。

 さらにオープニングのダウンヒル・セクションでは3番手スタートのロッシが前方のオスマンに挑んだが、ここでのオーバーテイクは叶わず。その後はペースに翳りが見え、18周目には先を急ぐレイスにもパッシングを許してしまう。

 そして実質の3番手争いとなったペーニャとペドロ・カルドソ(PMOレーシング/プジョー308 TCR)の僚友対決は、初参戦のベテランが接触から急な上り坂のセクションで弾き出され終戦。最終的に背後のバトルに乗じて逃げたバプティスタが快適なポール・トゥ・ウインを飾り、2位にオスマン、そしてペナルティで後退したレイスに代わりプジョーのカルドソが最後の表彰台を獲得する結果となった。

 このヒートで8位となり、続くレース2のリバースポールを確保したシャナントゥオーニは、視界良好のポジションを活かして盤石のスタートを決めると、このレースでも周囲のバトルが先頭走者の逃げを助ける展開に。

 まず隣のフロントロウに並んだマルコス・レガダス(PMOフルタイム・スポーツ/リンク&コー03 TCR)が蹴り出しで遅れ、背後から並びかけた僚友ペーニャとカルドソに絡み、ここでTC2000王者を除く2台が遅れることに。その恩恵を受けたのがトヨタ勢で、2番手となったパルディーニのロッソと3番手ペーニャのプジョーを挟み、TTAのロッシがその背後へと進出していく。

 そのレガダスは7周目の最終コーナーワイドラン以降もトラブルメーカーの役割を強いられ、これが起因となってオスマンとレイスのクプラ陣営と、カルドソのプジョーがクラッシュ。これがセーフティカー出動の引き金となる。

 12周目のリスタート以降、前方のパルディーニ艦隊を突き崩そうとしたペーニャだったが、最後までパッシングの機会は訪れず。そのまま24周のチェッカーフラッグを迎え、今季初優勝のシャナントゥオーニとロッソがワン・ツーでレースを制圧。3位にTCR初参戦で初表彰台のペーニャと、その背後4位にもこれがTCRデビュー戦の週末となったロッシが続く結果となった。

 引き続きTCRブラジルとの併催が予定されるサウスアメリカ・シリーズ第3戦は、6月14~16日にサンパウロの内陸部に位置するヴェロチッタで争われる。

レース2で隊列を率いるファビアン・シャナントゥオーニとファン-アンヘル・ロッソ(パルディーニ・レーシング)のトヨタ・カローラGRS TCR艦隊
ロッソはTCRブラジル登録も兼ね、同シリーズでの勝利も決めてみせた
「この南米大陸を舞台にその全域でレースをすることは、もうひとつの大きなモチベーションになるね」と語っていたペーニャも3位初表彰台となった

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