宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)にとって、2024年FIA F2第10戦の舞台スパ・フランコルシャンは、LMGT3クラスにスポット参戦したWEC世界耐久選手権第3戦で走行経験があった地だ。ただ、GT3とFIA F2では景色、そして走り方も大きく異なっていた。

「レクサスRCF GT3の場合、たとえばオールージュからラディオンは新品タイヤであれば全開で行けるか行けないかという感じで、レース中は全開で抜けることが難しいです。一方のFIA F2はタイヤがどういう状況であれ全開でした。FIA F2の場合、オールージュからラディオンはコーナーではないという感覚です。そういう違いもあり、GT3で経験したことがFIA F2で生きるということはなく、まったくの別世界でした」と、宮田。

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